日本画家 上村松園
Shouen Uemura
2019年が始まりましたね!
みなさま、今年もよろしくお願いします
新年は着物を着た美人画を飾ってみませんか?
今日は美人画に生涯をかけた
明治生まれの女流画家、上村松園の話を
松園の描く女性はとにかく気品があります。
それは外見の美しさではなく
内面からにじみ出る美が現れているのです
『序の舞』
1936年制作。重要文化財。
序の舞は動きが遅く静かな舞のこと。
『男舞』
1938年制作。立烏帽子姿の女性。
『春光』
1940年制作。
視線の先には蝶が舞う。
『鼓の音』
1940年制作。
高島田に結った女性。鮮やかな振袖の色。
鼓経験者の松園による鼓の所作の描写。
『わか葉』
1940年制作。
外の萩の若葉と同系色の着物。
髪型と服装から若妻だとわかる。
女性の美しさは女性が描くべきとして
描き続けてきた美人画は、
後に松園の代名詞となりました
女性として初めての文化勲章を受章
女性の社会進出を嫌う社会の中で
偏見と戦いながら筆を握り続けた松園が
報われた瞬間ではないでしょうか?
実は奈良に松園の美術館があるんです!
上村松園・松篁・淳之、
三代作品が見られるお得な美術館ですよ
じっくり作品に向き合える場所なので
ぜひお立ち寄りください。
以前書いた記事もご参考にどうぞ🎶
平成30年12月3日(月)〜平成31年2月15日(金)までは、
美術館の設備機器更新工事のため休館です。
松柏美術館 情報
奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号
0742-41-6666
10時〜17時(入館は16時まで)