どうもこんにぃつわぁ!ツリーバ編集長のヒビヤです。

先日の記事でぎっくり腰のためワタシは留守番、家族は雪山へ、と言う話を書いたがあの話には実は続きがある。

大雪と言うことで早めにスタッドレスタイヤの上からチェーンを巻くように妻に伝えていたので脱着所で周りの方に手伝ってもらいながら装着、スタックしている車を尻目にスイスイと目的地までは行けたようだ。

しかし駐車場周辺の除雪が間に合わず車はスタック。

またまた周りの方に手伝ってもらいなんとかかんとか駐車場に入ったそうなのだがスタックした際にチェーンが外れたとのこと。

雪が深くてスタック、チェーンが外れた、このキーワードが気になり帰ってきた車のリアフェンダー周りをチェックする。

!!!!!!!!!!!

チェーンでボディがしばかれている!

フロントスポイラーでラッセル!ラッセル!バッキバキ!

まじか。。。

修理代25マン円でござい鱒。

ブヒー。。。

免責、等級下がりを考慮しても車両保険を使った方が安いと言うことで入庫日も決まり無事に解決。

ただ一つまだ解決できていないことがある。

2019年、シーバスを1匹しか釣っていないと言う大きな問題だ。

バチ抜け、と言うことを前提に考えればこの日の条件は確実によくない。

ファーザーズアングラーたるもの、それでもやってみなければわからない。少しでも何かの可能性を感じるのであれば行かねばならない。明日は行かれないのかもしれないのだから。

強迫観念にも似た焦燥感に押されるように快速シーバス号で今夜も夜の荒川ダンディズムへと向かった。

1月16日 20時〜22時

若潮ド干潮下げ止まり寸前

雨でも降りそうな曇り

冷たくそこそこの風

極寒

 

干潟が出るほどのド干潮寸前であることは覚悟の上でのエントリーだが、思った以上に干潟が出ているのにまだまだ下げている。

こうなるとポイントが極端に限られてくる。やればできるのだが、

ドロドロ、グチャグチャ、日頃は見えない底のもの、気色悪い!気持ち悪い!

今回は猫ポイントからエントリーしオールシーズンオールオッケー、かつバチ抜け最高ルアーAREA10を張らず緩まずで緩い流れに乗せて送り込む。

ターンしたところからは水面に出ない程度のデッドスローで引いてくる。

ここでストンっとした吸い込むアタリを期待するがそう簡単ではない。

目に見えるバチ抜けは起きていないようだ。もともと低い期待感はさらに下がる一方。

デッドスローが苦手なワタシは気絶しそうになりながら半分白目をむいた状態、無意識下でリトリーブを機械的にしているとかなりキワッキワのところでコンっと引っ手繰るようなアタック系のアタリが出た。

これは!

酒を飲むと意識がはっきりとする志村けんさんのコントのごとく突如意識が覚醒し張り切ってキャスト、デッドスロー、たまに早巻き、トゥイッチなど色々とやってみるがそれっきり。

ここでレンジを下げたいところなのだがAREA10のレンジより下は難しい。何度根がかってはレスキューロボを出動させたことか。そしてレスキューロボまでロストする謎の根掛かりがある。

荒川バミューダトライアングル!

それであればアクションを変えてみようと自作シンペンのシャローARローリングスペシャル2で引き波を立てるが反応はない。運がよければあの時のように飛び出してくるのだがキャストする度、それも儚い夢へと消えて行く。

濃い雲がかかっているようだが時折切れ間からこちらを窺い見るかのように月が顔をのぞかせる。その度水面にはユラユラと黄色い光が波をうつ。

風がおさまり静かな水面を刺激せぬよう集中し、軽やかにキャストをする。

バルルルルルルルルルルルルルル

久しぶりのライントラブルである。

めんどくせー。果てしなくめんどくせー。

たまに早巻きするか重め、あるいは抵抗のあるルアーを巻いてやらないとこの時期の軽量ルアーデッドスローと言うのはライントラブルが起きやすくなる。

つまりスプールに巻かれたラインがフワッフワになって放出されるラインに引っ張られて一緒に出てしまうのだ。

風があるとそれをさらに手伝ってしまうのでスプールの状態チェックを怠らないようにしたい。

これをキッカケにルアーを自作フローティングミノーのシャローAR80F2にチェンジしストラクチャーポイント1へと大きく移動する。

しかしこちらも全く反応がない。

ストラクチャーポイント2へと移動し、ここからはルアーチェンジも面倒になってきたので自作フローティングミノーのみで勝負に出る。

やはり反応はない。

飽きてきた!

寒いし!

ちょうどこの頃ド干潮潮止まりから上げになり流れが反転する。これをきっかけに真っ暗暗闇ポイントへと移動。水位は5センチほど上がっただろうか。

日頃は見えないストラクチャーをクロスするようにルアーをデッドスローで通すとスコンっとしたアタリが出た。

キタ━(・∀・)━!!!!

電撃フッキング!

ズドドドドドドドドドドドド

よく引くには引くのだがただただ重い。

ドパン!

水面に翻る魚体を見せた。

え?まさかのコイの予感?

いやしかしあんなアタリはシーバスだと思うのだが、シーバスだとしたらスレがかりか?

バレそうな雰囲気は無いので力任せに寄せてくると、

ズババババババババ!

弱いエラ洗いで顔が見えた。

やっぱりシーバス!

ちゃんと口にかかってる!

これはでかいぞ!

これだけ重ければ逆にバレることはそうは無い。

エキサイティーング!ファンタスティーック!

弱らせる前にタモに入れてしまう。

ズドーン!73センチ!しかも自作ルアー!

サイズもさることながら、自作ルアーで釣れたと言う事実がやはり楽しく気持ちが良い。

70UPを釣ったのは去年の2月だか3月以来ではないだろうか。

そして今回の自作ルアー(写真左側)、魚をかけたのは始めてだ。2年ほど前に作り泳ぎやレンジは申し分なくお気に入り自作ルアーなのだが一度も魚をかけることなくここまで来てしまった。

秘蔵のルアーが覚醒した瞬間である。

ラインはもちろんツリーバオリジナルPEラインだ。

残りの時間を使って2匹目を探すがこれ以上のアタリが出ることはもうなかった。

魚体を見るにとても綺麗で産卵には関わらず居残っていたのだろう。目に見えるバチ抜けもないが捕食している感じもない。

ピンポイントを狙ったは狙ったが、バチ抜けなくベイトフィッシュも多く無いとなればかなり運の良い釣果であったことは間違いない。

シーバスが留まるかどうかはわからないが、本格的なバチ抜けは来月だろうか。それまでまた厳しい釣行となるだろう。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/01/jisaku.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/01/jisaku-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシング2019,シーバス,ハンドメイドルアー,バチ抜け,ルアー,自作ルアー,荒川どうもこんにぃつわぁ!ツリーバ編集長のヒビヤです。 先日の記事でぎっくり腰のためワタシは留守番、家族は雪山へ、と言う話を書いたがあの話には実は続きがある。 大雪と言うことで早めにスタッドレスタイヤの上からチェーンを巻くように妻に伝えていたので脱着所で周りの方に手伝ってもらいながら装着、スタックしている車を尻目にスイスイと目的地までは行けたようだ。 しかし駐車場周辺の除雪が間に合わず車はスタック。 またまた周りの方に手伝ってもらいなんとかかんとか駐車場に入ったそうなのだがスタックした際にチェーンが外れたとのこと。 雪が深くてスタック、チェーンが外れた、このキーワードが気になり帰ってきた車のリアフェンダー周りをチェックする。 !!!!!!!!!!! チェーンでボディがしばかれている! フロントスポイラーでラッセル!ラッセル!バッキバキ! まじか。。。 修理代25マン円でござい鱒。 ブヒー。。。 免責、等級下がりを考慮しても車両保険を使った方が安いと言うことで入庫日も決まり無事に解決。 ただ一つまだ解決できていないことがある。 2019年、シーバスを1匹しか釣っていないと言う大きな問題だ。 バチ抜け、と言うことを前提に考えればこの日の条件は確実によくない。 ファーザーズアングラーたるもの、それでもやってみなければわからない。少しでも何かの可能性を感じるのであれば行かねばならない。明日は行かれないのかもしれないのだから。 強迫観念にも似た焦燥感に押されるように快速シーバス号で今夜も夜の荒川ダンディズムへと向かった。 1月16日 20時〜22時 若潮ド干潮下げ止まり寸前 雨でも降りそうな曇り 冷たくそこそこの風 極寒   干潟が出るほどのド干潮寸前であることは覚悟の上でのエントリーだが、思った以上に干潟が出ているのにまだまだ下げている。 こうなるとポイントが極端に限られてくる。やればできるのだが、 ドロドロ、グチャグチャ、日頃は見えない底のもの、気色悪い!気持ち悪い! 今回は猫ポイントからエントリーしオールシーズンオールオッケー、かつバチ抜け最高ルアーAREA10を張らず緩まずで緩い流れに乗せて送り込む。 ターンしたところからは水面に出ない程度のデッドスローで引いてくる。 ここでストンっとした吸い込むアタリを期待するがそう簡単ではない。 目に見えるバチ抜けは起きていないようだ。もともと低い期待感はさらに下がる一方。 デッドスローが苦手なワタシは気絶しそうになりながら半分白目をむいた状態、無意識下でリトリーブを機械的にしているとかなりキワッキワのところでコンっと引っ手繰るようなアタック系のアタリが出た。 これは! 酒を飲むと意識がはっきりとする志村けんさんのコントのごとく突如意識が覚醒し張り切ってキャスト、デッドスロー、たまに早巻き、トゥイッチなど色々とやってみるがそれっきり。 ここでレンジを下げたいところなのだがAREA10のレンジより下は難しい。何度根がかってはレスキューロボを出動させたことか。そしてレスキューロボまでロストする謎の根掛かりがある。 荒川バミューダトライアングル! それであればアクションを変えてみようと自作シンペンのシャローARローリングスペシャル2で引き波を立てるが反応はない。運がよければあの時のように飛び出してくるのだがキャストする度、それも儚い夢へと消えて行く。 濃い雲がかかっているようだが時折切れ間からこちらを窺い見るかのように月が顔をのぞかせる。その度水面にはユラユラと黄色い光が波をうつ。 風がおさまり静かな水面を刺激せぬよう集中し、軽やかにキャストをする。 バルルルルルルルルルルルルルル 久しぶりのライントラブルである。 めんどくせー。果てしなくめんどくせー。 たまに早巻きするか重め、あるいは抵抗のあるルアーを巻いてやらないとこの時期の軽量ルアーデッドスローと言うのはライントラブルが起きやすくなる。 つまりスプールに巻かれたラインがフワッフワになって放出されるラインに引っ張られて一緒に出てしまうのだ。 風があるとそれをさらに手伝ってしまうのでスプールの状態チェックを怠らないようにしたい。 これをキッカケにルアーを自作フローティングミノーのシャローAR80F2にチェンジしストラクチャーポイント1へと大きく移動する。 しかしこちらも全く反応がない。 ストラクチャーポイント2へと移動し、ここからはルアーチェンジも面倒になってきたので自作フローティングミノーのみで勝負に出る。 やはり反応はない。 飽きてきた! 寒いし! ちょうどこの頃ド干潮潮止まりから上げになり流れが反転する。これをきっかけに真っ暗暗闇ポイントへと移動。水位は5センチほど上がっただろうか。 日頃は見えないストラクチャーをクロスするようにルアーをデッドスローで通すとスコンっとしたアタリが出た。 キタ━(・∀・)━!!!! 電撃フッキング! ズドドドドドドドドドドドド よく引くには引くのだがただただ重い。 ドパン! 水面に翻る魚体を見せた。 え?まさかのコイの予感? いやしかしあんなアタリはシーバスだと思うのだが、シーバスだとしたらスレがかりか? バレそうな雰囲気は無いので力任せに寄せてくると、 ズババババババババ! 弱いエラ洗いで顔が見えた。 やっぱりシーバス! ちゃんと口にかかってる! これはでかいぞ! これだけ重ければ逆にバレることはそうは無い。 エキサイティーング!ファンタスティーック! 弱らせる前にタモに入れてしまう。 ズドーン!73センチ!しかも自作ルアー! サイズもさることながら、自作ルアーで釣れたと言う事実がやはり楽しく気持ちが良い。 70UPを釣ったのは去年の2月だか3月以来ではないだろうか。 そして今回の自作ルアー(写真左側)、魚をかけたのは始めてだ。2年ほど前に作り泳ぎやレンジは申し分なくお気に入り自作ルアーなのだが一度も魚をかけることなくここまで来てしまった。 秘蔵のルアーが覚醒した瞬間である。 ラインはもちろんツリーバオリジナルPEラインだ。 残りの時間を使って2匹目を探すがこれ以上のアタリが出ることはもうなかった。 魚体を見るにとても綺麗で産卵には関わらず居残っていたのだろう。目に見えるバチ抜けもないが捕食している感じもない。 ピンポイントを狙ったは狙ったが、バチ抜けなくベイトフィッシュも多く無いとなればかなり運の良い釣果であったことは間違いない。 シーバスが留まるかどうかはわからないが、本格的なバチ抜けは来月だろうか。それまでまた厳しい釣行となるだろう。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン