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看護教員の仕事は、適性の無い学生を救うこと。

2019年09月08日 | 看護師になってはいけない

専門学校は平気で学生を不合格にし、基準に満たない学生は落とします。

科目留年もありますし、実習も基礎実習で適正のない学生は落とします。

それは長い目で見れば、本人のためになります。

学校はたかだか3年から4年ですが、就職すればそれこそ、定年退職するまでその業界で働くことになります。

お金と時間を投資して取得した資格を簡単に投げ出すことはできませんから、資格就職してからの人生が苦痛だらけにならないように、容赦なく落とす、厳しくしてあげることの方が実際は重要です。

「今のままでは、あなたはこの業界に向いていないよ」

とはっきり伝えてあげるのです。

業界として求められる適正や能力もないのに、学校側、養成機関側で誤魔化して、押出卒業させても、受け入れ側の病院に迷惑がかかるだけです。

そして、一番は学生本人が不幸になります。

適性のない分野で一生働き続ける。

それこそ、親の都合で政略結婚させられる、嫌いな人と結婚させられるようなものです。

その末路はW不倫や仮面家族となってしまうのは目に見えていますね。

「とりあえず、免許だけとらせて、働かせてみよう」というのが大学教育です。

まるで満員電車に押し込みしているだけのようにしか見えません。

なぜそれがわかるのか?というと、私自身、適性がないのに、大学で看護師を取得してしまった側の人間だからです。

しかも成績優秀者の部類で卒業してしまったから始末が悪い。

看護業界というのは、単純に、厚労省や日看協という巨大組織の支配下の元、封建的で保守的な業界であるため、クリエイティブで自由な発想を持つ人には向いていない業界なのです。

「全ては患者様のため」と表面的には言いますが、実際は、企業や病院経営のための既得権益の元成り立つ、公務員のような業界なのです。

 

看護師に適正がない人の割合はどれくらいいるのでしょうか?

学生が100人いるとしたら、4分の1、25人は適正がある学生がいます。

しかし、残りの4分の3は適正がありません。

何とかモノになる学生が25人くらい。

ですから、100人中50人、つまり50%くらいの割合でしか看護師として続けていける学生はいないことになります。

看護師に向いている人というのは4つの適正がある人です。

 

①誠実さ②真面目さ③器用さ④頑丈さ

この4つです。

「①誠実さ」

要領だけ良い、平気でさぼり、嘘をつくという人はどの業界にも向いてません。

ですから、こういった学生は実習に出るとぼろが出ます。

「②真面目さ」

真面目さとは、素直さとも言いかえれます。

言われたことを文句を言わずに実行する。

相手の指導、助言を一回受け入れることができる学生は向いています。

なぜなら、看護業界は「職人の世界だから」です。

残念ながら職人の世界に人間性は求められておらず「正しい人が偉い」のではありません。

「仕事ができる人が偉い世界」なのです。

(本来、正しい人が治めるべきです。だからいつまでたっても看護業界が良くなっていかない、技術、経験偏重の業界なのですが)

相手が間違っていると思っていても、一度受け入れるしかない業界、それが看護業界なのです。

いえ、社会人、つまりサラリーマンでも同じような事がいえるかもしれません。

 

「③器用さ」

看護業務には技術が必要です。

1日の業務を組み立ててチームとして他のメンバーと連携しながら進めていく必要があります。

隣地実習はなぜグループで行うのか?

メンバーとの連携ができなくてはならない仕事だからです。

「手先の器用さ」と「人間関係の器用さ」つまり、調整する能力がない人は、適性がありません。

一人で黙々とやりたい人は向いていないのです。

 

そして最後に「④頑丈さ」があります。

すぐに病気になるようでは体力勝負の実習ではついていけません。

器質的なものになりますから、虚弱体質、体力のない人には向いていないのです。

 

看護学校ではこの「①誠実さ②真面目さ③器用さ④頑丈さ」を身に着けさせるように教育します。

本人が努力して何とかなることもあります。

これらはあくまでも「看護師という職人なるため」の最低限の適性です。

逆に、これらの「①誠実さ②真面目さ③器用さ④頑丈さ」が必要だという考え方をを受け入れられない学生は気の毒です。

そういう学生は容赦なく落第させるのです。

上手くすり抜けていっても、臨床で看護業界でやっていけません。

 

簡単に説明しましたが、上記4つが最低でもそろっていないと、看護師に向いていません。

では、自分自身が4つ揃っていたのか?というとそうでもなかったのです。

ですから、看護教員という仕事をしていると、「この学生は向いていないな」というのがすぐにわかります。

教員の仕事とは、簡単に言えば、「看護師として働いていけるかどうか?」を見極める仕事です。

ですから、100人の同期生がいて、98%以上、つまり98人が同級生として同じ年度に卒業できるというのはどう考えてもおかしな話なのです。

本来、脱落者が出て、100人中50~70人くらいに調整されなくてはならないはずです。

看護師の仕事とは「職人の世界」ですから、理論や方法を学んだところで、実際仕事としてできるか?満足させるパフォーマンスが出せるかということはまた別の問題となってきます。

運転免許を取得しても、運転経験を重ねていって、上達してくるのです。

その間、違反ばかりしたり、交通事故ばかりする人が、果たして「運転手」としての適性があるでしょうか?

そういう人は道路交通の場から排除するために、運転免許行政というのがあり、その見極めをする、そういった危険因子を持つ人に「お引き取り願う」のが自動車学校なのです。

 

看護学校も同じ役割があります。

看護師という「職人の世界」に入るのに適正がない学生は「お引き取り願う」ように指導しなくてはならないのです。

なぜなら、適性がない人が「安定しているから」といって入っていっても、その業界のルールややり方、働き方、考え方を受け入れられなければ、すぐに辞めてしまうからです。

本当に、資格を取るのに投資した時間とお金が無駄になってしまうのです。

ケーキ職人になるために、寿司屋に修行に行くひとはいません。

(ケーキ職人をやっていて、新たな視点、感性を学ぶために異業種で修行することはあるかもしれませんが)

しかも、「ケーキは売れるから、ブームだから」という理由だけで、ケーキ職人を目指しても、長時間労働、時間外労働、売れ行きの波など様々な問題があったとき、それらに打ち勝つ、耐える事ができないでしょう。

ケーキ職人も「ケーキが好きだ、洋菓子が好きだ」「ケーキの事を考えていると幸せを感じる、アイデアが湧いてくる」という人の方が、向いている業界なのです。

実は、これはケーキ職人や看護業界だけにいえることではないのです。

世の中にある、どのような仕事も、こういった適正によって決まってしまうところがあるのです。

たまたま、看護師業界は、養成機関が政府から指定されているのです。

つまり、人命にかかわるため、政府の定めた教育を受けないと働けませんよと指定されているだけなのです。

しかし、仕事というものは「頭でわかった」だけではできません。

「できて、初めてわかった」というのが仕事なのです。

好きな事、興味のあることは、少し教えれば自分で学習したり練習するためすぐにできるようになります。

しかし、好きでもない事、仕方なくやらされていることはなかなか上達しません。

 

好きでもない事、仕方なくやらされている人は、どのような業界でも長く続けることはできませんし、不向きであるのです。

「資格就職できて、安定した収入が得られるから」つまり「お金のためだけに働く」ことだけ考えると看護業界はとても辛い業界です。

それは、看護業界だけの話ではありませんね。

介護の仕事もそうですし、ケーキ職人や寿司職人もそうかもしれません。

自分に興味関心がなければ、探求できません。

自分で学んでいけません。

「同じ仕事だけして、現状維持で、楽してお金だけもらえればいいや」

という仕事は世の中どこにも存在しません。

そして、業界業界によって、多少なりとも「適正のあるなし」が存在します。

その適正がない人は、早目に方向転換させてあげるのが指導する立場の人間の役割です。

体の部位には、目や耳、手など様々な役割分担がされています。

目の役割なのに、「私は手の役割がしたい」と言っても本来の手の役割の方が向いているのです。

そういった適正を無視して生きていても、楽しいわけありません。

 

看護師免許は確かに3年で取得できます。

しかし、看護師として働く年数の方がはるかに長いのです。

適正がない、不向きな人に片道切符を渡すのは気の毒な話です。

方向転換できるうちに、つまり看護学校のタイミングで適正のある道に進めるように導いてあげるほうが、先々考えて学生にとっても、実は大きなメリットがあるのです。

「ところてん方式」で卒業させても「時間と金の無駄になってしまう学生」が50%程度存在するものだということを覚えておいてください。

「資格就職できる、収入が安定しているから」という理由で、さほど興味関心もなくやりたくもない業界に入るために、大学4年間、学費600万円かけるくらいなら、フリーターしながら、自分が本当に好きな事、好きな業界に飛び込んで、食べていけるようになるまで毎日必死に努力したほうがどれだけ納得いく人生になるでしょうか?

看護業界以外でも、そういった動機で選択することはお勧めしません。

本当にあなたが興味関心を持ち続けて、探求できる分野、仕事を探して、飛び込んで行ってください。

自分の個性才能を生かして、一度きりの人生を最高のものにするにはどうすればいいのでしょうか?

 

その方法について、こちらの記事がとても参考になります。

RAPT有料記事298(2018年7月30日)この世に楽して成功できる方法は一つも存在しない。真の実力を身につけた者だけが成功できる。


そのほかにもとても人生において参考になる考え方を紹介致します。

RAPT有料記事139(2017年1月21日)自分の中に眠っている個性と才能を開花させてこそ、真の救いが完成する。

RAPT有料記事119(2016年11月12日)サタンを滅ぼす祈りと、個性・才能を伸ばすことの重要性。

RAPT有料記事60 (2016年4月18日)個性と才能をさらに強烈に光り輝かせる方法。



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