トレンドラインPro2の紹介です。今回は有料のインジケーターですが、自動でトレンドラインを表示してくれるものはいくつもある中で、ダウ理論に基づくトレンドの定義を完全に再現したものはなかなか見つからないと思います。追求しすぎてトレンドラインのインジケーターなのにレンジも判別できるという、ちょっと何言ってるのかわからない・・・
トレンドラインPro2できることを2分でまとめた動画
もうちょっと詳しく知りたい方は、商品紹介ページに図解入りで解説が載っているので確認してみてください。このブログには私が実際に使用した際に感じたことや使用感を書いておきたいと思います。
商品ページ→トレンドラインPro2 - GogoJungle
トレンドラインPro2のパラメーター
2種類インジケーターがあるのですが、まずは、メインのラインを表示してくれるインジケーターのほうから紹介します。ちょっと長いので分割して解説を入れていこうと思います。
DispTerm = 10000:計算範囲の指定します。
DispTermFilter = 100:計算範囲の過去側から指定本数分を描画範囲から除きます。
ZigZagNumEnable = true:ZigZagの表示本数指定の採用・非採用を選択します。
ZigZagNum = 1:ZigZagの表示本数を指定をします。
続きの下のパラメーターはこのパターンを8回繰り返しています。なので全部載せるとめちゃ長いという感じです。
ZigZagEnable1~8 = false:ZigZagの表示・非表示を選択します。
HorizonEnable1~8 = true:サポレジラインの表示・非表示を選択します。
TrendLineEnable1~8 = true:トレンドラインの表示・非表示を選択します。
ArrowMarkEnable1~8 = true:チャート上の▲■▼の表示・非表示を選択します。
LineColor1~8 = C'255,255,255':ZigZagの配色指定をします。
LineColor1~8_Up = C'0,255,0':上げトレンドラインの配色指定をします。
LineColor1~8_Down = C'255,0,0':下げトレンドラインの配色指定をします。
LineColor1~8_Support = C'255,255,0':サポートラインの配色指定をします。
LineColor1~8_Resistance = C'255,255,0':レジスタンスラインの配色指定をします。
ArrowUpColor1~8 = C'0,255,0':▲の配色指定をします。
ArrowDownColor1~8 = C'255,0,0':▼の配色指定をします。
ArrowEvenColor1~8 = C'255,255,255':■の配色指定をします。
LineType1~8 = 0::ラインタイプを選択します。
(0=実線 1=破線 2=点線 3=破線と点線 4=破線と2重点線)
LineWide1~8 = 0::ラインの太さを選択します。
(0=最も細い 1=細い 2=中間 3=太い 4=最も太い)
Sensitivity1~8 = 2::トレンドラインの描画感度を指定します。
ここまでのパラメーターの大部分を簡単に要約すると、各種ラインを表示するかどうか、色はどうするかといった項目になります。一番最後の項目の「Sensitivity」だけがトレンドラインの感度調節をするところです。そして、このパターンが8回続きます。
続きまして、チャートのセッティングのパラメーターです。
DisplayBands = 1000::縦軸表示範囲を指定します。(指定本数分の最高値・最安値)
Pattern1_High = 100::縦軸表示範囲を指定します。(DisplayBands にプラスします)
Color1 = C'50,50,50'::縦軸最小目盛りの配色指定をします。(例:1pips)
Color2 = C'150,150,150'::Color1 の10倍毎の配色指定をします。(例:10pips)
Color3 = C'200,200,200'::Color2 の10倍毎の配色指定をします。(例:100pips)
Additional_Enable = true::Additional_Color2 の採用・非採用を選択します。
Additional_Color2 = C'175,175,175'::Color1 の5倍毎の配色指定をします。(例:50pips)
BidLineColor = clrWhite::現在レートの配色指定をします。
BidLineName = "Bid_Line"::ラインの名称指定をします。
NearestLineEnable = true::最小トレンド高安更新を示す水平線の採用・非採用を選択しま
す。
NearestLinColor = clrWhite::白い水平線(点線)の配色指定をします。
NearestLinType = 4::白い水平線(点線)のラインタイプを選択します。
(0=実線 1=破線 2=点線 3=破線と点線 4=破線と2重点線)
NearestLinWide = 0::白い水平線(点線)のラインの太さを指定します。
(0=最も細い 1=細い 2=中間 3=太い 4=最も太い)
ここまでのパラメーターはチャートのラインのON/OFFや色の設定、線の幅などの見た目の設定になります。
最後にアラートの設定です。
SignEnable = true::サインを出すか・出さないか選択します。
SignLevel = 5::サインを出す際の SignLevel を指定します。
SignColor = clrYellow::サインの配色を指定します。
AlertEnable = true::サインのアラートを鳴らすか・鳴らさないか選択します。
AlertSoundLevel = 5::アラートを鳴らす際の SignLevel を指定します。
AlertSound = "tick.wav":アラートの音を選択します。
(alert.wav / alert2.wav / news.wav / tick.wav / wait.wav)
AlertMailEnable = false::サインのメール通知をするか・しないか選択します。
AlertMailLevel = 5::メールを出す際の SignLevel を指定します。
AlertWindowEnable = false::サインのウィンドウ表示をするか・しないか選択します。
AlertWindowLevel = 5::ウィンドウ表示する際の SignLevel を指定します。
AlertWindowSound = "MT4 の音声設定(Aleat)適用":注:AlertSound に優先して、こちらの音が鳴ります。
HistoryEnable = true::サインが出た際に履歴を残します。(過去を遡っての表示はしません)
これでひとつ目のパラメーターの紹介は終わりです。お気づきかもしれませんが、色の設定やラインのON・OFFなどばかりの設定がほとんどです。トレンドラインの計算について数値をいじるところは最初の計算範囲と8回連続で続いている中のトレンドラインの感度を調節するところのみになります。
要するに、特に気にしないのであればデフォルトのままでオッケーということです。
また、アラートの注意点としては、チャートを開き続けていればサインは残り続けますが時間足を移動したり、チャートを閉じたりするとサインが消えます。これはリペイントがとかそういうことではなく、製作者さんが意図してこういう仕組みにしたようです。
商品紹介ページにもあるように、ラインを根拠としたエントリーが基本にあり、サインを重視したエントリーは推奨しないと言っています。
あくまでもサインは補助的な位置づけと認識しておいたほうがいいと思います。
まぁそれでもサインの有効性は気になるところだと思うので一番きついと思われる一分足で試してみました。
ポンドドル一分足でデフォルトのままサインを表示してみた結果
デフォルトの設定で試してみたチャートが下のものです。
サインが点灯すると大きい黄色い三角形のマークが表示されました。これは最も大きい黄色い三角形で揃っている三角形の数で大きさが異なります。少し見ずらいですが小さい黄色い三角形があるところがサインが出たローソク足です。
その後はこんな感じです。
誤って時間足を移動してしまいサインが消えてしまいましたが、オレンジの縦線が引いてあるところが売りのサインが出たところです。買いのサインは一回も出ていません。
一分足なのでサインは微妙かなと思いましたが思いのほかよかったです。検証した時間も17時以降のトレンドが出やすい時間帯であったのもよかったと思います。
サインが出るとアラートと共に出現するポップアップの解説
「TLp2-line GBPUSD M1 [Down]8 1.33118」と表示されていますが、これは「チャート左下の下向き逆三角形が8つあります。」ということを教えてくれています。
「[Down]8」と表示されているのでわかりやすいかなと思います。
Down8の場合はチャートの左下にある三角のマークがすべて赤い逆三角形でそろったということを意味しています。もし、アップトレンドが8つあれば「UP8」と表示されます。その時は下の画像のような上向き三角形になっています。
この三角形がいくつ揃ったらアラートを鳴らすのかも、先ほど紹介したアラートの設定のところでできるので全部揃ったらアラートを鳴らすということも可能ですし、5個以上揃ったらアラートを鳴らすということも可能です。ちなみにデフォルトの設定では5個以上になっています。
個人的に使ってみた感想としては、ユーロドルやドル円などの取引量の多いストレート通貨のほうがサイン通りに進むなという印象です。ユーロ円、ポンド円などのクロス円の場合、短い時間足だと他の通貨の影響受けやすいせいか時々逆行している印象です。最初に試すなら15分足以上の長い時間足のほうがサインが安定すると思います。
マイナー通貨でトレードする際は、ファンダメンタルやメジャー通貨の動向も監視しつつ行ったほうが良いと思います。まぁこれはほかのトレードでもいえることですね。
ユーロ円5分足で8段階の方向が一致した場面のサインと出現状況
こちらのチャートはデフォルトの設定ではなく、ラインの数を減らして少しチャートをスッキリさせています。そして、サインがどういった条件で出現するかなのですが、正直、サインの出方はいまいち不明です。
独自の計算方法で出しているのだと思いますがトレンドラインをブレイクしたというサインではなく、押し目や戻り目を狙っているようなサインが多いです。ユーロ円のその後はこんな感じです。
左の白丸が一回目のサインで右の白丸は2回目のサインです。2回目のサインも押し目のようなところで出ているのが確認できると思います。この時ラインの表示を減らしていたので黄色い三角形のところにラインは確認できませんが、おそらく短いスパンのトレンドラインがあったのだと思います。
ここまでサインのことをお話ししましたが、あくまでもサインは補助です。もし、サインを使いたい場合はほかのトレードロジックと組み合わせたほうがいいかなと思います。
GogoJungleさんでインジケーターLIVEというのをやっているので実際に動かしてみたときの動きが知りたい方は参考にしてみてください。下の動画は2020年12月4日のポンド円5分足の動画です。
トレンドラインでトレンドを判定することを極めたらレンジまで判定できるようになった。
トレンドラインを自動で表示してくれるインジケーターなのに、極め過ぎた結果レンジの判定までできるようになったようです。
これに関しては、アラートなどは出ないのですが、チャートを開いた時に今の相場がトレンドなのかレンジなのかが一目でわかる仕様になっています。
日本時間のグリッドを自動調節してくれるインジケーター
この縦線のグリッドを表示してくれるインジケーターです。これは、一定時間ごとに区切ってくれます。時間足を変更するとその時間足で一番見やすいと思われる区切りに自動調整されます。例えば上のチャートは5分足ですが15分足に変更すると時間の区切りが下のチャートのように変更されます。
他の各時間足もその時間足に最適化された区切りに変更されます。
以下パラメーターの設定になります。
このブログからの購入特典
制作者の方に頼みまして、トレンドラインPro2と親和性の高いインジケーターを提供していただけないかとお願いしたところ珍しいピポッドインジケーターを頂きました。
上のチャートの右側に表示されているのが特典のピポッドインジケーターです。矢印のところにある逆三角形を左クリックしながら左右に移動すると表示の大きさを変更できます。
通常のピポッドの比較と見方
左側の点線が通常のピボットのラインで右側が特典のピボットと簡単な見方です。必ずしもこの通りに相場が動くというわけではありませんが、利益確定やストップの設定の目安になると思います。また、右に表示されているのでちょっとわかりにくいですがけっこうピポットのラインに従って動いてくれているようです。
左の白いラインをそのまま右に移動させただけですが、ピポットのラインが意識されているところがあると思います。ラウンドナンバー(キリ番)などと組み合わせるとさらに精度が上がるかなと思います。
また30分足以上の場合は一週間のピポットが表示されます。
大きい時間足で現在の相場がどういった地点にあるのかを把握することにも使えます。「ユーロドルはラウンドナンバーを超えて買いのゾーンに入っているので短い時間足で押し目買いを狙ってみようか」という戦略を立てるのにも一役買ってくれます。
ちなみにトレンドラインPro2と一緒に表示すると下のようなチャートになります。
もし、この特典が欲しい場合は購入画面で下のような表示になっていることをご確認の上購入してください。
ゴゴジャンで特典(おまけ)を受け取る方法
ということで、気になる方はこちらからどうぞ
商品ページ→トレンドラインPro2 - GogoJungle
また、今回の画像にはチャートを見やすくするために自動でスケールを調節するインジケーターを使用しています。そのインジケーターはこちらです。こちらは無料です。