『アントマン＆ワスプ』

原題：Ant-Man and the Wasp

2018/08/31

2019/01/08

監督　ペイトン・リード
脚本　クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、
ポール・ラッド、アンドリュー・バレル、
ガブリエル・フェラーリ
原作　スタン・リー、ラリー・リーバー、
ジャック・カービー
音楽　クリストフ・ベック

出演　ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、
エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、
ローレンス・フィッシュバーン、ミシェル・ファイファー、
ウォルトン・ゴギンズ、ボビー・カナヴェイル、ジュディ・グリア、
ティップ・“T.I.”・ハリス、デヴィッド・ダストマルチャン、
ハナ・ジョン＝カーメン、アビー・ライダー・フォートソン、
ランドール・パーク

（あらすじ）

1987年。
「ワスプ」のジャネット・ヴァン・ダイン（ミシェル）は、
ソ連の核ミサイルを停止させるために限界まで縮小し、
姿を消した。

ジャネットの夫で、
初代「アントマン」であるハンク・ピム（ダグラス）と
娘・ホープは彼女の死を悼み続けていた。

-28年後、
二代目「アントマン」となった
元泥棒のスコット・ラング（ポール）は、
量子の世界へと消えた後に
不可能だと思われていた帰還を果たした。

ピムとホープ（エヴァンジェリン）は
この生還を再現して
ジャネットを取り戻すための研究に明け暮れていた。

スコットは、
アベンジャーズを国連の管理下に置く
「ソコヴィア協定」の賛否を巡って勃発した
「アベンジャーズの内乱」で、
-

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ-
協定に反発するキャプテン・アメリカに加担した。

それにより、協定に違反したとして
FBIの監視下で自宅に軟禁されていた。
ハンクとホープも追われる立場となった。

２年の軟禁生活が終わりを告げる頃、
スコットは再び量子の世界を訪れる夢を見る。
それはハンクたちが作った
量子トンネルが起動した影響で
流れ込んできたジャネットのメッセージだった。

スコットは絶縁状態だった父娘に連絡を取り、
ジャネット救出のため手を結ぶことにする。

（感想）

マーベル・シネマティック・ユニバース
第20作。

これはやっぱりいい。
どんな登場人物にも
しっかりしたキャラ設定を
与えているところが魅力。

デッドプールにも共通するところ。

最近中年が主人公の映画に
幼児な精神性を感じるんだけど、
これは必要性があって
ヒーローをやっているから納得がいく。

適度な親しみやすさがある
ポールが
スコットを演じているのが絶妙。

癌を克服したマイケル・ダグラスは、
74歳になった現在でも
色気のあるイケメン。
アメリカの田村正和だなぁ、と。
田村は引退しちゃったみたいだけど。

彼の妻役でミシェルが登場、
２人の娘が
エヴァンジェリンというのは
納得のキャスティング。

純粋な悪役の武器ディーラー（ウォルトン）もいながら、
ローレンス、ハナは
敵対する立場の役柄でありながら
生粋の悪人とも言えない、と思えるような
キャラに拡がりがあるところが
作品に深みを与える。

娘（アビー）、別れた妻（ジュディ）とその夫（ボビー）、
元泥棒仲間たち（ペーニャ、T.I.,デヴィッド)、
FBI捜査官(ランドール）などのアンサンブルもとてもいい。

キティのペッツ、ウケた。

丸く収まって良かった、と思っていたら
ラストに！！！となるが、
これは

アベンジャーズ/インフィニティー・ウォーにつながっている。
ますます楽しみになってしまった。

昨年11月12日に亡くなった
原作者のスタン・リーがカメオ出演、
粋な台詞を言う。
ご冥福をお祈りいたします。

アントマン

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