私ががすべきこと、期待されていることは『親孝行』
11月は忙しくもあり、楽しみもある月。
89歳の義母、81歳の実母は11月生まれと
いうこともあり、今年も無事、1つ年を重ねて
くれました。
感謝の気持ちを抱きつつ、
2人のために何ができるか
思案することに労力をかけています。
この労力が、実に楽しく有意義です。
実母は愛知県に住んではいますが、
お互い、時間が少しでも合えば
会うようにし、美味しいと評判の店には
行くようにしています。
3日前も近所のホテルの
デザート＆ディナービュッフェに行き、
信じられないほどの量を食べ、
幼少期からの思い出を母と語りながら、
何ものにも代えがたい貴重な
時間を過ごしました。
一年前、原因も分からないまま、
突然、父を亡くしました。
その日から、
父にもっと会いに行けばよかった、
もっと父と話したかったと後悔し、
それとともに、命の儚さを痛感する
日々を過ごしています。
そのため、
実母、義母との、いつ訪れるかわからない
別れに危惧しながら、少しでも悔いのないように
しておきたいとの想いから、今は自分の寝食を
削っても労力を惜しまず、母との時間を大切に
しております。
先日、日経系のある雑誌に、
50代管理職の一番の後悔は
「親との時間をとらなかったこと」
と書かれていました。
私は、まだ、義母も実母も生きてくれている。
親が生きてくれているのであれば、
親との時間は作れる。
人は生きている中で
・すべきこと
・周囲から期待されること は
年齢によって異なってくるでしょう。
それぞれの年代で、
・すべきこと
・周囲から期待されることを
意識して過ごすことも
充実した人生を過ごすうえでは必要
と思います。
私の祖母は脳梗塞で突然亡くなりました。
その祖母が亡くなる1年前、ある方が祖母が行きたいと
いったところに背負って連れて行ってくれました。
今でも、そのことは、感謝の言葉しか浮かびません。
かなりの労力がいることで、私がしたいと思っても
できなかったこと。
しかし、あの方は何の躊躇いもなく笑顔で背負って
くれました。
祖母はぽっちゃりしていましたので、かなりの重労働
だったと思います。
30年たった今でも、祖母を背負って1000段以上の
長い長い階段を歩いてくれたあの方の優しさに、
感謝の気持ちで心が震えるほどです。
このようなことは、私には到底できません。
しかし、今の私が
すべきこと、
そして
周囲からも期待されていることは、
形は違えども、
年老いた母への親孝行でしょう。
今後の人生を悔いなく、
充実した人生を歩めるよう
母と過ごせる限りある日々を
親孝行できる喜びを味わいながら
母と向き合っていきたいと
考えております。
【参考】
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