「んもぅ~~。大歓迎~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.095.

ドキドキ 「えっ…???…いいの…、そんな…???」
侑佳。

「んもぅ~~。大歓迎~~。いいじゃん、いいじゃん、神戸に友達がいるなんて~。神戸に遊びにも行けるし~。ねねね、マコ~~。」
はしゃぎながら知寿子。

「うんうんうん。絶対に良い。そうしよ、そうしよ。」

いきなり目から涙を零して侑佳。
「あ…、ありがとう~。うう…。…ほんとは…、友達…いなくって…、凄い…辛かった。今の結婚生活…。」

知寿子、
「捷子~~。」

レジにいる捷子、
「はっ…???」

知寿子が手招きをする。

首を傾げてテーブルに近づく捷子、
「こんにちは~~。」

知寿子、
「この人の名前も知ってるでしょ。」

侑佳、
「えぇ…。桑名捷子さん。」

捷子、
「はい…???どうして私の名前…???」

知寿子、
「こちら、モッちゃんの元カノ、汀侑佳さん。旧姓、柏木侑佳さん。」

捷子、
「わっ!!!」

「詳しい話はあとあと。私たち、侑佳さんの友達になる。いいね、捷子。」

捷子、目をキョトンとして、
「ううううん…。チズとマコが、そういうんだったら、私はオーライ。」

「決まった、決まった。よし、これでマコとモッちゃんが、しっかりとくっつけば。」

いきなり真赤になって麻衣子、
「チズ~~。」

侑佳、
「麻衣子さん。浩…、よろしくお願いします。…絢ちゃんの…パパに…して下さい。」

捷子、
「わは。もう…そんな話にまで…、なってんだ…。わお。」

麻衣子、
「ふ~~。」

椅子から静かに立ちあがって、侑佳に右手を差し出して。
「…ん~~。なんだか…照れるな…。うん。分かった。モッちゃん、絢のパパにしてもらう。」

知寿子、捷子、
「キャハ。やった。やった。やった。マコ~~~。」

侑佳も立ち上がり、麻衣子の右手を取り、
「ありがとう。」

「うん。」

そして麻衣子、
「あっ、そうだ。侑佳さん、大丈夫、時間…???」

「…ん…???ん~~。もう少しなら…、新幹線…、だい…じょうぶ…だけど…。」

「じゃ、来て来て来て。」
そのまま侑佳の手を引く麻衣子。

知寿子、捷子、
「あは。うん。」



そして、
「綺麗~~。いいの~~???」

麻衣子、
「うん。私たちの友達の証。受け取って。」

「ありがとう~~。凄い、綺麗~~。」

知寿子、
「マコの最高傑作よ~ニシ。」

捷子、
「神戸の家に、飾ってあげて。」

侑佳、花束を受け取って、
「うん。」
そして目尻から薄らと涙を零して…。








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