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レストランでそのまま寛ぐジャン。
そんなジャンを後にレストランを出るブリスと和弘、 「…と、言う訳で…、ワコウ~~。そろそろ…だ~な…。」 「みたいですね~。」 「ある意味、みんな…何にも言わないけど…。楽しみにしてるんだ、アジアのベイビーを…。」 そのブリスの声に和弘、 「うっそ!!!」 「はっ…???おまえ、知らなかったの…???」 そんなブリスの声に右手を何度も横に振る和弘。 「おぃおぃ。そりゃないぜ、相棒~~。鈍すぎねぇか~~。かかかか。」 廊下を歩きながら和弘、 「まったく、気付かなかった~~。」 「まぁ…、そりゃ、初めてこっちきて、何から何まで初めてで、大変だったよ、おまえたちふたり。ユミコにしても、下積み、おまえだって、全くの未知数。それでも、シェフの覚えは良い。たったの3年弱でここまで力出せる料理人なんて珍しいよ。実に、トモカの目は優れている。うん。」 プライベートルームに入りながら、 「ユミコからも聞いてるんだろ。俺もトモカから聞いてるけど…。」 和弘、 「えぇ。昨日、夕美子から初めて聞かされました。生まれても、赤ちゃんは、全部面倒見てくれるって…。」 「それだけ楽しみだって事だよ。このニューヨークで、日本人同士の男女から子供が生まれるなんて…。」 和弘、 「……。」 「自分たちで育てたアメリカの…、ニューヨークの日本人。成功に導きたいんだよ。シェフにしても、ニーラにしても、ヒサコにしても…。愛されてるよ、おまえらふたり。」 そして和弘の肩をトンと叩いて部屋を出るブリス。 「え――――――っ!!!うっそ!!!…おじちゃん。」 與門の隣で亜季に真奈香、そして美紅。 與門、 「ほんと。」 洋造、 「けけけけけ。まぁな…。」 「…って、鼻の下、伸ばさない。良い歳なんだから…。」 と、言いながらもにこやかに與門。 「今日からお世話になります。九門優羅(くもんゆら)と申します。よろしくお願いします。」 真奈香に美紅、 「く…く…もん…ゆら…さん…???」 その時、ドアを開いて入ってきた矢萩夫婦、 「お待たせ~~。…って…えっ…???」 健之、若。 「あれ…???…洋造…さん…???」 そんな健之と若を見て洋造、またまた、 「けけけけけ。」 頭を掻きながら…。 健之、若、目をパチクリとさせて…、初めて見る女性に、 「はじ…め…まして…。」 そして洋造を見て、 「はい…???」 與門、 「今日からベルモンドに新人さん、誕生~~。」 優羅にっこりとして、 「九門優羅(くもんゆら)と申します。」 洋造、 「24歳だ。料理人、志望だとよ。」 「わわわわわわ。パパ。」 若。 健之、 「ママと…おんなじ…歳。」 「由香里から…頼まれたんだって~~。」 與門。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ユメテンボウ 夢展望 バックリボン長袖リブトップス (グレー) ユメテンボウ 夢展望 バックリボン長袖リブトップス (ブラック) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.11.13 05:08:36
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