エヌ・シー・エヌ(7057)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の2月26日から開始されます。エヌ・シー・エヌは、ジャスダックの地味めなIPOですが、規模の小ささで関心を集めると思います。

また、エヌ・シー・エヌはIPOラッシュ中にもかかわらず、単独上場できるのもプラス要素です。ただ、前後に人気化必至のサーバーワークスカオナビが控えているので、やや影は薄い感じですね。

エヌ・シー・エヌ

エヌ・シー・エヌ(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報

銘柄名エヌ・シー・エヌ
コード7057
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券
SMBC日興証券
エイチ・エス証券
カブドットコム証券
上場日3月14日
仮条件決定日2月22日(700円~800円に決定)
ブックビルディング期間2月26日から3月4日まで
公開価格決定日3月5日(800円に決定)
申込期間3月6日から3月11日まで
公募560,000株
売出し240,000株
OA120,000株
吸収金額6.4億円
時価総額21.5億円
想定価格700円→公開価格:800円
初値価格1,214円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

エヌ・シー・エヌIPOの事業内容

エヌ・シー・エヌは、主たる事業である木造耐震設計事業において、木造建築の耐震性を確保するための高度な構造計算を事業化するとともに、構造計算された耐震性の高い木造建築を実現するための自社独自の建築システムである「SE構法」を、工務店を中心としたSE構法登録施工店ネットワークを通じて提供しています。

エヌ・シー・エヌの事業概要

(※画像クリックで拡大)

ちなみに、SE(Safety Engineering)構法とは、従来、鉄骨造やRC造において主流だったラーメン構法を木造住宅に取り入れ、安全かつ便利に利用できるようにシステム化した自社独自の木造建築用の建築システムです。

また、エヌ・シー・エヌはSE構法を使用した住宅ブランド「重量木骨の家」を展開しています。

さらに、規格型住宅を販売するハウスメーカー(大手ハウスメーカー数社を含む)等のパートナー企業に対してSE構法をOEM提供したり、大規模木造建築(非住宅)分野において、延床面積500㎡以上の木造建築を対象にSE構法の提供を行っています。

エヌ・シー・エヌは、その他にも温熱エネルギー計算長期優良住宅認定の代行サービス等、住宅の資産価値向上に向けた様々なサービスを手掛けています。

エヌ・シー・エヌIPOの業績

エヌ・シー・エヌの業績

(※画像クリックで拡大)

エヌ・シー・エヌIPOの業績は、やや頭打ちといった感じですが、概ね堅調で安定していますね。

エヌ・シー・エヌのIPO評価

エヌ・シー・エヌは、とにもかくにも規模(吸収金額6.4億円)が小さいため、需給面で注目されると思います。

また、地震大国の日本においては、耐震性に優れたSE構法の需要もまだまだ見込めそうです。ただ、建築関連事業はIPOで人気とは言えず、全般的に地味な印象は拭えません。

よって、エヌ・シー・エヌのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。エヌ・シー・エヌIPOは、公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。

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エヌ・シー・エヌIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

エヌ・シー・エヌIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。主幹事の野村證券を中心に、IPOでお馴染みのSBI証券SMBC日興証券などの平幹事にも申し込もうと思います。

エヌ・シー・エヌIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
みずほ証券BB参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB参加
SBI証券BB参加
SMBC日興証券BB参加
エイチ・エス証券BB参加
カブドットコム証券BB参加


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