まるでミカンそのもの・・・こたつに入って、まったりと飲むには最適なクラフトジン

 

KOMASA JIN -桜島 小みかん-
鹿児島県 小正醸造
 
最近、更に注目を浴びるようになった「ジャパニーズ・クラフトジン」の一愛好家として、色々と購入したうちの1つです。
帳尻合わせの寒波到来で、こたつに入ってみかん・・・というのは日本人としては必須。まだまだ寒い日が続くので、お酒は手放せませんよね。
 
こちらは、「赤猿」「白猿」といった猿シリーズの焼酎でお馴染みの、鹿児島県日置市の焼酎蔵「小正醸造」で作られたクラフトジンです。桜島小みかんは、世界一小さなみかんで大きさは手のひらサイズ。食べた事もありますが、甘いけど後味サッパリで美味しいみかんです。
 
この桜島小みかんは1本の樹に2万個以上の結実する事もあるとか、世界一小さいみかんでギネス認定されているなど、鹿児島の名産品の1つとされています。そんな小粒で甘さたっぷりの桜島小みかんをボタニカルとして使用した鹿児島フレーバーたっぷりのクラフトジンが、このKOMASA JIN桜島小みかんです。
 
ここの所、繁忙期では無いのですが多忙なので・・・こんな時は、ゆっくりワインや日本酒を飲むよりは、ハードリカーで日々のアルコール摂取を済ませちゃいます。抜栓すると、甘味を感じるみかんらしい香りが力強く、コリアンダーもボタニカルとして使用されているのでスパイシーさも含んでいます。米焼酎がベースとなっているのですが、焼酎感はあまり感じず。どこかしら「ほっ」とする温かみを感じます。
 
初めはストレートで飲みましたが、このままだと少し苦味がキツく感じます。みかんの皮の様なイメージでしょうか。ソーダ割にするとちょうど良い感じです。みかんのフレーバーを中心に、植物の根?皮?の様なゴボウ系の香り、少し塩気も感じます。ソーダ割だとアルコールの辛味が抑えられるので飲みやすさが上がり、女性受けも良いかもしれません。
 
 
 
そもそも、ジンの定義は?
●広義的に「ジン」とは、
 
グレーンスピリッツ
ジュニパーベリー(セイヨウネズの球果)で風味付けをした
アルコール度数37.5%以上のもの
 
となります。
グレーン(穀類、麦など)で作られたスピリッツ(蒸留酒)に、ジン特有の香りになるジュニパーベリーを用います。
ジンの中にも蒸留ジンやロンドンジンといった括りもありますが、そこまで知らなくても十分に楽しめます。
 
 
 
ジンに香りづけを行う為の副原料の事をボタニカルと表現します。
ボタニカルとは、植物由来を意味します。人工的な香りづけは一切せず、自然界にあるものを利用するのもジンの特徴の1つで、これによって個性が様々に表現されます。この辺りが作り手の違いを表現できるジンの面白さの1つではないでしょうか。
 
特に日本のジンは古来から食事には見た目や繊細な香りを重要視したり、日本全国にあるバラエティ豊かな食材といった素材の豊富さは利点だと思います。ここ数年のジャパニーズ・ジンの伸びに注目しているのですが、どの蒸留所も独自のフレーバーを売りにして差別化が図られているので普段からお酒に馴染みの無い人にとっても選択のしやすさは魅力の1つだと思います。焼酎蔵というのは、もともと焼酎=蒸留所作りに長けているのもあり、今後はこういう挑戦をする蔵も多くなっていくのかな、と思います。
 
 
 
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ジンを楽しむには、ちょっと冷やして。あるいはソーダ割がおススメです。
今回のKOMASA GIN桜島小みかんも、ソーダ割にプラスしてレモンピールとライム(セブンプレミアムの冷凍ライムですが)を入れて、柑橘系に重点を置いて飲んでみました。コレもまた良し。
 
 
特に香りを楽しむという点を考えると、必要以上に冷やさないのも良いですが、冷凍庫に入れてトロトロの状態をストレートで少しずつ味わうという飲み方も楽しいので、試してみては如何でしょうか。
 
 
 

 

 

 

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