北海道のワイナリー
つくり手たちを訪ねて
著：阿部眞久・阿部さおり／北海道新聞社
この書籍を読んで一言。
「正直、こういう本を欲していました。」
ワインに詳しい人も、ワインをこれから知りたい、という人にとっても（これが重要）すごく読みやすい。
そして資料価値としても活用できる一冊です。
NPO法人「ワインクラスター北海道」の代表でもある阿部眞久さん、ライラックまつりワインガーデンの立ち上げに携わった「インターリンクジャパン」の阿部さおりさんの共著で出版された、北海道のワイナリーを紹介する書籍です。タイトルの通り、北海道のワイナリーを紹介する内容ですが、今まで各出版社から発行された書籍の中でも群を抜いて素晴らしい内容になっています。
２０２０年４月時点の情報で４０か所のワイナリーを全てカラー写真付きで紹介。かなり取材に力が入った内容になっております。大きなワイナリーも小さなワイナリーも生産者の声を取り入れて、詳しい解説もあり、ワイナリーを訪問する際のルート紹介などもあり、読み応え満載。更にワインクラスター北海道はGI(地理的表示)「北海道」使用管理委員会の事務局を務めている事もあって、GI制度の説明や北海道のワインに関する情報も満載。
また、著者でもある阿部ソムリエ。
（↓阿部ソムリエのアメブロもどうぞ）
出身は仙台で、両親の御実家が北海道にあった事がきっかけで小学生の時に青函連絡船を使って一人旅をしたとか、北海道のワインに可能性と魅力を感じて、北海道ワイン（株）の名誉会長でもあった嶌村氏に思いを認めた手紙を送付し、北海道に移住してしまう程のパワーと行動力に溢れる方で、自分はそんな行動力を持った阿部さんを心から尊敬しております。我が息子も「将来は阿部ソムリエみたいになる！」と親子共々惚れこんでしまう魅力があります。
以前出版された、北海道のワインと料理を紹介する「ワインクラスターの食卓」という書籍が息子のお気に入りで、この本がキッカケの１つで料理を覚える様になりました。以前、阿部ソムリエに事情を話して直筆メッセージを本に書いてもらった所、すごく喜んで宝物にしているみたいです。
↓１日１クリックの応援、お願いします。
