フィレンツェ郊外★動物がいっぱいのメディチ家の別荘 | イタリア ローマの新聞屋さん

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イタリア在住22年。以前エディーコラ(新聞や雑誌を売るお店)を経営していましたので、このタイトルです。
お店は売ってしまいましたが、続けて興味のあるイタリアの芸能、旅行記、食などについて書きます。最近は主にユーチューブで旅行・生活vlogを公開しています。

ユネスコ世界文化遺産に指定された

メディチ家の別荘群

 

こんなにあります。Wikipediaへ。

 

私もいくつか行きましたが、

その中で、写真が残ってるのを書いておきます。

 

訪れたのは

2001年5月20日 アセアセ

 

なので、写真が古いですが、、、

はじめてのデジカメで

容量が直ぐにいっぱいになり、

電池が切れるのが早かったのね。。。

あまり残ってないの。。。ガーン

 

今回は、

ヴィッラ・メディチェーア・ディ・カステッロ

Villa medicea di Castello

 

現在は
クルスカ学会が使用してるので
特別な公開日に
予約をしなければ見学できない
 
庭園国立博物館
Soprintendenza per il Polo Museale di Firenze
の敷地。
一般公開してます。グリーンハーツ

 

 

このヴィッラの名前は

ここにあった

ローマ時代の水道の源

貯水槽

cisterne (castellum) 

があったからなんですって。

 

ローマの皇帝になった

マクリヌス

Marco Opellio Macrino (164-218) が

217年に建造! びっくり

そんなに古い歴史だなんて !!

 

貯水槽をお城

 "castelli" と

呼ばれていたのが始まりだとか。

 

今でもこの地区は

カステッロと言われてます。

 

下の像はグラディエーター

 

 

古代の作品の模作の模作

オリジナルは次回に書くメディチ家の他の別荘にあるの。

 

14世紀には既に存在した邸宅を

15世紀に後期に

ジョヴァンニ・デ・メディチ・イル・ポポラーノが、

デッラ・ストゥーファ家から買い取り

豪邸にしたの。上差し

 

サンドロ・ボッティチェッリ

Sandro Botticelli

春 プリマヴェーラ

La Primavera 

と、

ヴィーナスの誕生 

La nascita di Venere 

この邸宅のデコレーションのために制作したの。

現在はウッフィツィ美術館に展示してるね。

Uffizi.

 

あと、

ルーカ・シニョレッリ

これも。1490年頃

裸身の人々の中の聖母子 

って訳したら良い?

Madonna col Bambino tra ignudi

 

 

ウィキより

現在はウフィッツィ美術館に収蔵

 

 

私は邸宅内は見学してないので、

スルー。宇宙人くん

 

ガーンガーンガーンガーンガーン

 

ヴィッラは

1529年から1530年に

反対派

Otto di Guardia e Balia

の損壊命令。ガーン

 

フィレンツェは敵が攻めてきて

ボロボロになった時期で、、、

l'assedio di Firenze (1529-1530)

 

その辺りは

また歴史の勉強をしなきゃね。アセアセ

 

ガーンガーンガーンガーンガーン

 

コジモがフィレンツェ公になった時

1538年に再建キラキラ

 
その時の建築家は
ジョルジョ・ヴァザーリの建物
と、
ミケランジェロの弟子
ニッコロ・トリボロの庭園
 
ヴァザーリが政治的な戦略も兼ねて
ヨーロッパでもゴージャスな庭にしよう!
と提案したとか。
 

 

迷路のようになっていて、左右対称だったりして、

綺麗に垣根が揃えられてるの。

こうゆうのを

イタリア式庭園

Il giardino all'italiana

っていいますが、

ここの庭園は、イタリア式庭園でも

最も古いうちのひとつなんです。

もっと有名なボボリ庭園を参考にしてます。


柑橘類の植木をところどころに配置してるのが面白い。イエローハーツ

右側扉からは、

ひな壇の様に、段々になってる庭園。

 

 

庭園の設計者

トリボロが亡くなってから、

設計者はダヴィデ・フォリティーニに変わり、そして、

ヴァザーリに。

だけど、

フィレンツェ公はその頃

フィレンツェの旧市街の

ヴェッキオ宮殿やピッティ宮殿の建設に目を向けたので

中断。。。

 

コジモの息子のフェルディナンドの時代に

1588から1595年の間にやっと完成。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

ここにある噴水が面白いんです。

 

バルトロメーオ・アンマンナーティ

Bartolomeo Ammannati

1月 もしくは アペニン山脈の神様

Il Gennaio o Appennino

 

アペニン山脈の擬人像です。キラキラ

 

 

1月の神様、寒そうです。ガーンブルブル。。。

後ろ姿は寂しそう。笑い泣き

 

 

そして!

今回載せたかった写真はこれ!

 

ジャンボローニャ

動物の洞窟

La Grotta degli animali

 

岩窟(グロッタ)

 

ジョルジョ・ヴァザーリが

ジャンボローニャに制作依頼を提案したそう。

 

祭壇壁龕が3つあり、

これは真ん中。

 

 

動物のフィギュアがいっぱい。

様々な石の素材が使われてますね。

ここには、

強そうな子が!

 

動物それぞれに意味があるようですが、

スルー 音符

 

左は、

可愛い動物達。

キリンや犬、猫。

 

 

左の水受けには、

魚やサメが。

 

 

右には、

美味しそうな動物。。。爆  笑

 

 

天井 動物達の洞窟

Il soffitto 、 La Grotta degli animali

 

 

素敵でしょう?ラブラブ

 

モザイクや貝などを使っているんですよ。

グロテスク模様って言うんですね。

 

この洞窟、

典型的な

マニエリスムと言って、

この当時はこの言葉もないくらい、

初期の様式なんです。

 

そして、ここには

ここにこないだ書いた

バルジェッロ美術館に展示されている

ジャンボローニャの

鳥達がいたんですよ。

 

これ。

 

 

あと、もうひとつ

ジャン・ボローニャ

海から上がるヴィーナス

があったんですが、

このヴィッラの近所の

もうひとつのメディチ家のヴィッラに

お引越ししました。

 

あーラブラブグリーンハーツイエローハーツラブラブ

 

もう一度行きたい。。。

 

このよちよち歩きの赤ちゃん、

もう成人してるね。。。爆  笑

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

このヴィッラはここまで。

 

次回は、ここの直ぐ側にあった

ペトライアの別荘

について書きます。

 

 

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