500万人以上ものフランス人がダウンロードしているというスマートフォン用の無料アプリは、食品の農薬レベルを表記してくれる'Yuka'。スーパーマーケットでおなじみの食品が、何千点も収録されているというからお役立ち。
食品の名前を検索すると、そのカロリーや糖質、タンパク質、そして繊維質の量だけでなく、健康に害を与えるとされる添加物や除草剤、除虫剤といった農薬のレベルをも表示してくれるのが特徴。
消費者が健康によい製品を選べるよう、同じ食品群でよりよい製品を提示してくれる機能も。製造者が自社の製品を見直さざるを得ない状況に追い込む、消費者サイドの強い味方。
折しも、除草剤ラウンドアップを開発したモンサント社が、同社の製品を使用してガンにかかったと裁判で認定された庭師に、2億5,300万円の支払いを命じられたカリフォルニアの判決を受け、除草剤と除虫剤に対する討論が再加熱しているところ。
ラウンドアップの有効成分であるグリホサートは、フランスで最も使用されている除草剤。ガンとの因果関係が指摘されており、マクロン大統領も2021年までにフランスにおいて流通を禁止する公約を掲げているもの。
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農薬の問題は、野菜や果物だけではありませんからね。それらを原料として作られる、パン、シリアル、ビスケットなどにも及ぶわけで。
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