パリ交通公団のバス運転手が、ふざけてバスの前に飛び出してきた中学生男児の頬を引っ叩く模様を収めたビデオ投稿が、ソーシャルメディアで拡散。バスは急ブレーキを踏まざるを得ず、乗客を危険にさらす事態に。
まずバス運転手が、男児の危険な行為を叱責。それに対し、男児は運転手にバスから降りてくるよう、暴言を吐き煽ったところ、ビデオに収められたような結果に至った次第。
バスのイメージ
出頭を命ぜられたバス運転手の懲罰処分が検討される中、パリ交通公団の同僚たちはこれが習慣的に是認されてしまうことを恐れ、この運転手を支持する署名を開始。
嘆願書では、「当運転手は同僚の間で、親切で辛抱強い人柄で知られている」と訴えると同時に、「我々の多くが、毎日のようにこのような困難に直面していることを知ってもらいたい」と述べるところ。
「向こう見ずな子供の行為で、運転手が解雇の危機にさらされている」と、5日間で署名は20万件を突破。
これに対し、イル=ド=フランスのぺクレス地域圏知事も、「寛大な処置を望む」と運転手を支持。さらに運転手を「挑発的攻撃の被害者」とし、「本人も反省しているように、男児に手を挙げるべきではなかったものの、これは情状酌量の事態とみなされる」とツイート。
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12トンもあるというバスの前で、悪ふざけをするなんてもってのほかです。これで男児や乗客がケガをしたら、責任を被るのは運転手。中学生には、そういうところまでしっかり考えられるようになって欲しいものです。
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