この度、100人の精神科医がビュザン保健大臣に、フランス国民のメンタル・ヘルスケアの問題点を強調する書簡を提出。「精神を患った人々を、これほど多く路上で見かけるのは尋常ではない」と。
大都市の路上で精神障害者を見かけるのは珍しいことではないけれど、パリをはじめとするフランスの大都市において、その状況は想像以上に深刻である模様。
専門医いわく、「精神障害を患った人々は、精神科が満員で治療を受けていないのが実情である」と。ベッド不足により、治療が終わらないうちに退院を余儀なくさせられることも。
「完全に回復しないうちに退院するので、また入院することになる」という医師は、「多くの国民が適切な治療を受けておらず、特にホームレスや囚人など、すでに不安定な状況にある人々は、男性で80%、女性で70%が精神障害を患っている」と説明。
2018年の調査によると、フランス人の5人に1人がうつ病、双極性障害、自閉症、統合失調症といった精神障害を患っていることが明らかに。
「メトロのようなところに行けば、精神障害とアルコール、そして薬の因果関係があいまいな患者は一目瞭然」と専門医は解説するところ。
精神科を予約すると、1年待ちということもしばしば。こうして診断が遅れることにより、回復するチャンスが失われると指摘する声も。
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予約待ちが1年とは、治る病気も治りませんね。。。うつ病からアルコールに依存するようになったのか、アルコール依存からうつ病になったのか、そういう人たちはこの辺りの田舎地帯でも、しばしば見かけられます。
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