マクロン大統領の演説によると、フランスは全土封鎖の完全解除まで、3段階のステップを踏んで徐々に緩和していく方針。
向こう3カ月の緩和カレンダーは以下の通り:-
11月28日土曜日 緩和第1段階開始
全土封鎖は12月1日までを予定していたものの、保健状況が改善の兆しを見せており、以下の規制緩和を開始。
1、非生活必需品店にも午後9時まで開店が許可
2、1時間1㎞(自宅より)以内の運動に対する制限は、3時間20kmに拡大
3、屋外における学校の課外授業が再開
4、宗教的会合が30人までを制限に許可
外出禁止令は依然として続くため、外出は必要不可欠な場合に限り、外出の際には証明書の携帯が必須。
12月4日金曜日 ブラックフライデー
11月27日金曜日に予定されていたバーゲンセールは、1週間遅れて開催
12月15日火曜日 緩和第2段階開始
24時間以内の感染者数が、5,000人を切る場合に限り、緩和は第2段階に進み以下の規制緩和を開始。
1、外出禁止令を解除。外出証明書は不要となり、国内の移動が自由になり、家族友人と会うことが可能に。
2、公私ともに会合は最小限で行うことが奨励されるものの、人数に制限は設けず
3、全土において、午後9時から午前7時までの夜間外出禁止令を施行
4、屋内における学校の課外授業が再開
5、劇場、映画館、そして美術館が再オープン
12月24日木曜日 夜間外出禁止令の1日解除
クリスマスに際し、家族友人と自由に祝えるものの、大勢の集まりは控えるよう警告
12月31日木曜日 夜間外出禁止令の1日解除
家族友人とカウントダウンはできるものの、公共の会合は禁止
1月上旬 ワクチンの接種開始
高齢者などハイリスク・グループとされる人々への接種を、12月下旬から1月初旬に開始したい意向
1月20日水曜日 緩和第3段階開始
24時間以内の感染者数が、5,000人以下に抑えられている場合に限り、緩和は第3段階に進み以下の規制緩和を開始。
1、レストラン、カフェ、スポーツジム、レジャーセンターの再開
2、高等学校の通常授業を再開。さらに15日後、大学の通常講義を再開。現在のところ、高等学校および大学は、オンライン授業と教室授業を併用。大学においては、講義室の収容人数を50%に制限。
3、夜間外出禁止令を解除
1月以内 スキー場の再開
大統領の演説では、年末年始の休暇における再開は不可能であるものの、1月の再開を目指す意向。
2月16日火曜日 保健非常事態の終了日
現在の保健非常事態の期日であるものの、国会の承認により延長する可能性も。この非常事態の指定が、政府に全土封鎖などの規制措置を課す権限を与えるもの。
3月以内 ワクチン接種の全土普及(?)
12月末から1月にかけて、ハイリスク・グループへのワクチン接種の開始を予定するものの、一般への普及はそれより少し遅れると予測。
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12月15日に外出禁止令を解除した後、会合に人数制限を設けないというのは、ちょっと問題があると思うのですが。。。
そして、12月24日と31日の1日限定の外出禁止令解除。この辺りにまた300人とか400人という、とてつもない客を招待してパーティーを開催する人が出てくると思います。
とにもかくにも、まずは24時間以内の感染患者数が5,000人以下で安定しないと、緩和政策は予定通り進みませんが。
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