年号が令和に変わった時も、誰も次の年号が何になるか、予想もつかなかった。
今年も、世界中が新型コロナ感染でこんなに大騒ぎするなんて、誰も想像していなかった。
今も、この騒ぎがいつどのように収束するのか(そもそも収束するのか)、正確に予想できるヒトはいない。
あきらめよう、ヒトに未来を予想する能力なんて、もともとないんだ。
できるのは今、これから、どの方向に向かおうか、それだけ。
きっとこれを、諸行無常っていうんだろう。
でも私たちは、安心したい。
将来を予想して、将来に備えれば安心できると思っている。
保険会社ばかりじゃなくて、教育そのものが将来への備えになっている。
しかし、コンピューターを誰もが持っていて、しかもポケットに入れて持ち歩けるなんて、今世紀が始まった頃、いったい誰が予想しただろう。
未来を予想できないんだから、未来に備えることもできない。
できるのはせめて、過去のバカな過ちをわざわざ二度繰り返すのは止めようねってことくらい。
あきらめよう、
心配したって将来に備えていたって、
どれもちゃんとはずれる。
そうやってあきらめれば、少なくとも不安は減る。
しゃーない。