今月18日からインドネシア・ジャカルタで開催されるアジア大会の日本選手団結団式が昨日、東京都内で行われました。
日本オリンピック委員会(JOC)@Japan_Olympic第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)日本代表選手団の結団式および出陣式が13日、都内で行われ、主将を務める山縣亮太選手(陸上競技)が決意表明を行いました。日本代表選手団への応援をよろしくお願いいたします! #アジア大会 #がんばれニッポン #AsianGames2018 #EnergyOfAsia https://t.co/I8DkRFM7zo
2018年08月13日 21:20
主将は山縣亮太選手が務めるわけですが、過去の五輪やアジア大会を見ると、
室伏広治さんや村上幸史さん、谷口浩美さんなど陸上競技の選手が主将に選ばれるケースは何度かありましたが、短距離選手が任されるのは初めてであります。
それだけ日本男子短距離界が史上空前の隆盛期を迎えていることの証であり、
山縣選手も100mと4×100mリレーの2冠を目指して頑張って頂きたいものです。
さて、その4×100mリレーですが、
1走 山縣亮太
2走 多田修平
3走 桐生祥秀
4走 ケンブリッジ飛鳥
のラインナップで臨むとのこと。
リオ銀メンバーから2走が飯塚翔太選手から多田選手に替わる形であります。
多田選手はスタートダッシュがうまいため、1走のイメージがあるのですが、曲線走路が苦手なようで、
昨年の世界陸上でも1走を任され、カーブのきついインレーンに入った予選では振るいませんでしたが、
カーブの緩いアウトレーンに入った決勝では見事な走りで銅メダル🥉獲得に貢献しました。
1走・山縣と3走・桐生がそれぞれ少し長めの距離を走ることで多田選手の負担を減らし、よりそのスピードが活かされる展開を期待したいと思います。
マイルリレーでは1走から2走のバトン渡しまではセパレートコース、決められた走路で走りますが、
2走の途中からは長距離走などと同じオープンコースで行われます。
2走から3走、3走から4走のバトンパスの時、次の走者は横一列に並んで待ちますが、
前の走者が第3コーナー(200m地点)を通過した順番に内側から並び、その後、最後の直線などで前の走者の順位が変わったとしても、次の走者の内側からの並び順は変わりません。
つまり2走と3走の選手は前半の200mまでになるべく前の位置を確保して、バトンパスの時の距離ロスをできるだけ少なくする必要があります。
かつては五輪でもメダル獲得寸前までいった日本の男子マイルリレーも、最近は16ヵ国に与えられる出場権を確保するのがやっとの状況が続いていますが、
400mの選手ばかりを揃えているメンバー構成も世界と戦えていない原因のひとつのように思えます。
今回のアジア大会では飯塚選手に加えて、今年の日本選手権200m2位に入った小池祐貴選手もマイルリレーに出場するそうなので、
この2人のスピードランナーを2走・3走に配置して、これまでとは違った戦いぶりを見せてくれれば、東京五輪に向けて大きな希望が見えてくることでしょう。