全国男子駅伝2019の感想【前編】~今日は料理番組の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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1日の平均残業時間が5時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
駅伝・マラソンを始めとした陸上競技に関する話題の他、
読売巨人軍や大相撲など各種スポーツに関する話題も更新していきます。

本日は早朝5時に出勤して、夜7時に終業で残業は5時間。


夕食後より練習開始。

キロ6分半ペースでのんびりと10kmほど走って終了。



昨日は全国男子駅伝が行われ、福島県が初優勝を飾りましたが、

佐藤敦之・藤田敦史・今井正人・柏原竜二と日本長距離界の歴史にその名を轟かす数々の名ランナーを輩出してきた福島県が、

今まで一度も優勝をしていなかったというのもある意味、驚きでありました。



それにしてもアンカーを務めた東洋大3年・相澤晃選手の走りは圧巻でした。

トップ群馬とは25秒差でタスキを受け取りましたが、群馬のアンカーはニューイヤー駅伝の3区で区間賞とわずか2秒差の区間2位と絶好調のSUBARUの牧良輔選手。

さすがに逆転は厳しいかと思いきや、あっさりとトップを奪回。

区間2位の服部勇馬選手にも36秒の大差をつける圧倒的な区間賞で、昨年の設楽悠太選手を見ているかのような、別次元の走りでありました。



同じ福島県の大先輩、藤田敦史さんが箱根4区での驚異的な区間新をきっかけにしてスターダムへのし上がっていったように、

相澤選手も先日の箱根4区の区間新で一気に学生レベルを超越した存在になりつつあるようです。


今年は有力実業団ランナーがみんなマラソンへシフトしていますので、

今年の日本選手権1万mは相澤選手にも勝つチャンスがあるのではないか、

そうなれば同種目では53年ぶりの学生王者誕生となりますので、その実現にも期待したいところであります。


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昨日の全国男子駅伝で話題を集めたのが、鳥取県の岡本直己選手の通算100人抜き達成でありました。

急きょ設けられた「いだてん賞」なるものも受賞。



しかしこの100人抜きの達成には、本人の走力はもちろんですが、なるべく下位でタスキを受け取るチーム環境も必要です。

長野とか埼玉といった強豪チームだと大量のごぼう抜きは不可能で、鳥取県のような30位前後のチームで走る岡本選手は理想的な環境と言えます。


また、中国電力に所属する岡本選手は広島県チームとしても6回出場していますが、

広島は都道府県駅伝では1区での出遅れが定番化していた時期がありましたので、それも岡本選手の記録達成を後押しした形となりました。


まもなく35歳になる岡本選手。

昨年は北海道マラソンを自己記録で制し、今年のニューイヤー駅伝ではエースが集う花の4区で区間2位と、

30歳代中盤にして復活といいますか、進化している印象です。



真偽のほどはまだ確認できていませんが、ここにきて大迫傑選手故障の噂も出てきて、風雲急を告げてきた日本男子マラソン界。

MGCのダークホースとして、岡本選手の存在感がますます増していきそうな2019年となりそうです。