先日の箱根駅伝予選会では思わぬ有力校の敗退も相次ぎましたが、今日はそうしたチームに関する感想を。
11位【筑波大】
昨年のアッと驚く予選会突破は暑さの恩恵と言われましたが、
低温で高速レースとなった今年もあわや突破という水準まで達し、昨年がフロックでないことを証明。
特に今年は2人が61分台を出すなど、往路の主要区間でも戦える選手が育ってきただけに、本戦での走りが観たかったところ。
しかし、昨年・今年の活躍ぶりで今後はこれまで以上に有望選手が集まる見込みで、箱根の常連校へ復活する時も近そう。
12位【中央学院大】
首位通過も予想する声もあっただけに、このチームの落選は専大の予選突破と並ぶ最大のサプライズ。
2年前に予選会を走った駒大のように、ずっと5位以内だったチームが突然シード落ちすると危機感が生まれますが、
中央学院のようにずっと9位や10位だったチームが11位になったところで、そこまで危機感が生まれなかったのではないかと推測。
18位【日本大】
予選通過は濃厚と思われていたこのチームの落選も驚き。
日大の他の複数の運動部でクラスターが発生した影響で練習不足かと思われたものの、
18日に行われた日本選手権リレーでは、陸上競技の華であり、最も体力を要するマイルリレーを日大が制しましたので、コロナの影響はなさそう。
今年から日大のOB中のOBで、学生陸上界の重鎮中の重鎮でもある青葉昌幸氏が監督に就任しましたが、
読売巨人軍でいえば王貞治氏が監督になるようなもので、選手は結構やりにくかったのではないかとも推測。
16位【大東文化大】
2年連続落選で今後のスカウト活動のさらなる苦戦は避けられず、低迷が長期化する恐れも。
13位【麗澤大】
15位【駿河台大】
昨年は突破まであと一歩に迫り、初出場の期待も高かった両校は昨年より順位を落とす結果に。
新十両目前の幕下力士が負け越していったん足踏みするようなもので、
本当に力があるならばそれを跳ね返し、来年は悲願を成就させるはず。
特に駿河台大は箱根未出場ながらも大手味噌製造メーカーがスポンサーに付くなど、
徳本一善監督の抜群の知名度と高い営業力によって、今後はさらにヒト・カネ・モノが集まりそうな予感で、
いずれ予選会突破が当たり前のものとなる時期が訪れそうな予感。