各セッションと当日のレンジに色を着けて表示するMT4インジケーター「ytg_Day_candle」
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為替相場は時間帯によって平均的な値動きの幅が異なっており、アジアンセッション中が最も値動きが穏やかで、フランクフルト・ロンドン開場後のヨーロッパ市場から値動きが大きくなり、その後のNYセッションへと続いていきます。
この記事で紹介する「ytg_Day_candle」は、為替相場のセッションに色を着けて表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
各セッションを一目で確認できる状態にしておきたい方
スキャルピングやデイトレードなどの短期取引を行っている方
上記のような方のために「ytg_Day_candle」について詳しく解説します。
ytg_Day_candleの概要
インジケーターを起動すると、各セッションがグレーで表示されます。
また、グレーで表示された範囲の高さは当日のレンジです。
当日の終値が前日の終値から上昇した場合の上昇幅は黄緑色の垂直のラインで表示され、下落した場合の下落幅はピンクの垂直のラインで表示されます。
セッションごとの値動きの幅は時期や通貨ペア毎に異なっているため、各通貨ペアの傾向を把握したい場合に活用できるでしょう。
ytg_Day_candleを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ytg_Day_candleのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ytg_Day_candleのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「ytg_Day_candle」のパラメーターには、各セッションの開始時刻と終了時刻を設定する項目、各セッションの色を設定する項目が設けられています。
入力項目 | 入力内容 |
lineColor |
ラインの色 初期値:Lavender ラインの表示色を設定します。 |
TimeFrame |
時間枠 初期値:1440 基準となる時間枠を分単位で設定します。 |
coun_bars |
カウントバー 初期値:5 カウントするバーの数を設定します。 |
Comm |
コメントの表示 初期値:false trueに設定するとコメント表示が有効になります。 |
AsiaBegin |
アジアンセッションの開始時刻 初期値:01:00 アジアンセッションの開始時刻を設定します。 |
AsiaEnd |
アジアンセッションの終了時刻 初期値:10:00 アジアンセッションの終了時刻を設定します。 |
AsiaColor |
アジアンセッションの色 初期値:C'89,89,89' アジアンセッションの表示色を設定します。 |
EurBegin |
欧州セッションの開始時刻 初期値:07:00 欧州セッションの開始時刻を設定します。 |
EurEnd |
欧州セッションの終了時刻 初期値:16:00 欧州セッションの終了時刻を設定します。 |
EurColor |
欧州セッションの色 初期値:C'89,89,89' 欧州セッションの表示色を設定します。 |
USABegin |
ニューヨークのセッションの開始時刻 初期値:14:00 ニューヨークセッションの開始時刻を設定します。 |
USAEnd |
ニューヨークのセッションの終了時刻 初期値:23:00 ニューヨークセッションの終了時刻を設定します。 |
USAColor |
ニューヨークのセッションの色 初期値:C'89,89,89' ニューヨークセッションの表示色を設定します。 |
「TimeFrame」は時間枠を設定するための項目で、1時間足の場合は60、4時間足の場合は240という風に分単位で設定する必要があります。
「○○Begin」「○○End」は、各セッションの開始時刻と終了時刻を設定するための項目です。
上記のパラメーターを変更することで任意の時刻に調整できます。
初期設定の状態では全てのセッションの色がグレーに設定されていますので、セッションごとに色を変えて表示したい場合はパラメーターを変更しましょう。
まとめ
「ytg_Day_candle」の特長は以下の通りです。
各セッションに色を着けて表示する。
各セッションの開始時刻と終了時刻はパラメーターで変更できる。
「ytg_Day_candle」は、各セッションを一目で確認できる状態にしておきたい方に、向いているインジケーターです。
各セッションをチャート上に表示したい方は、一度試してみると良いでしょう。
デイトレやスキャルピングなど短い時間枠のチャートを使用し、短期取引を行っている方に最適なインジケーターと言えます。