1時間足以下のチャート専用のピボットを表示するMT4インジケーター「Three_Day_Rolling_Pivot」

更新日時：2020年05月27日 22:32

短期取引向けのピボットを表示できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「Three_Day_Rolling_Pivot」は、1時間足以下の時間枠用のピボットを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 1時間足以下のチャートを使用している方

2. 短期取引を行っている方

3. サポートライン・レジスタンスラインの水準を分析したい方

この記事では上記のような方のために、「Three_Day_Rolling_Pivot」について解説します。

1. Three_Day_Rolling_Pivotの概要
2. Three_Day_Rolling_Pivotを表示する方法
3. Three_Day_Rolling_Pivotのパラメーター解説
4. まとめ

Three_Day_Rolling_Pivotの概要

「Three_Day_Rolling_Pivot」は、算出期間中の高値・安値・終値をもとにピボットを表示するインジケーターです。

インジケーターを起動するとピボットが黒の破線で表示され、TOPとBOTTOMのラインは、黄緑色の破線で表示されます。

ピボットは21：00に更新されるようになっており、チャートの時間枠を1時間足チャートより長い時間枠に設定すると表示されなくなります。

「Three_Day_Rolling_Pivot」の各ラインの算出方法は以下の通りです。

Pivot＝（N期間中の最高値＋N期間中の最安値＋N期間中の終値）/３

Diff＝（（N期間中の最高値＋N期間中の最安値）/2－Pivot）の絶対値

Top＝Pivot＋Diff

BOTTOM＝Pivot－Diff

オリジナルのピボットではバー単位で各ラインを算出するため、価格がピボットのレンジ内に収まることが多いですが、「Three_Day_Rolling_Pivot」では1日の値動きをもとに算出したピボットを、日足より短いのチャートで表示するため、相場の状況によっては価格がピボットに収まらない場合があります。

相場によってはインジケーターがうまく機能しない可能性がある点に注意しましょう。

Three_Day_Rolling_Pivotを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Three_Day_Rolling_Pivotのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「PivotRangeStart」と「PivotRangeEnd」は、ピボットの算出に必要な高値と安値を、検出する期間の開始時刻と終了時刻を設定するための項目です。

「DisplayPivotPoint」は、ピボットラインの表示/非表示を設定するための項目で、falseに設定するとピボットラインが非表示になります。

ピボットラインの表示が不要な場合は、falseにしておきましょう。

まとめ

「Three_Day_Rolling_Pivot」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. 1日の値動きをもとに算出したピボットを、日足より短いのチャートで表示する。

2. 1時間足より長い時間枠のチャートではピボットが表示されない。

「Three_Day_Rolling_Pivot」は、短期取引を行っている方に向いているピボットです。

使い方は通常のピボットと同じですが、1時間より長いチャートでは表示できませんので、注意しましょう。