ピュアコート水性施工後6年目での塗替え前の様子。



激しい汚れが施主様を悩ませて、早い塗装改修へと向かいました。

実はX(旧Twitter)で光触媒開発に携わった方と繋がる事が叶いまして、色々とお話を伺うことができました。

ピュアコート自体はサイディングメーカーでも採用されているとのことで決して悪い材ではないこと、ただ、光触媒の特性として水性はやはり耐久性など難しさが出て、効果は5年程度という厳しいお話でした。


あと、光触媒は単体のオーバーコート材として存在していて、通常の下塗りからの4回塗りや3回塗りといった塗装を行ったあとに更に表面にコーティングをしますが、そのベースとなる塗装は施工者任せで適用可否も調べられていない現状だそうです。

そうなると、現場施工者の無知が不具合を呼ぶ確率が非常に高くなる懸念がやはりあります。

また、光触媒はやはり樹脂をも壊す特性があり、それを防ぐために、フッ素やシリカのプライマーを塗る必要が本来あるそうで、そうなると通常3回塗り仕上げされている方はプラス2回塗りの計5回塗り、通常4回塗りで仕上げをされている方は計6回塗りという途轍もない工程を踏まないと完璧ではないという、現場塗装には非現実的な予算と工期が掛かる大掛かりなものです。

それをパッと簡単にと説明されているのであれば、それは大嘘ですよね。。

特に営業会社が提案しがちな光触媒塗装、十分ご注意を。

私の方でこの物件においては、光触媒ではなくフッ素レベルに近いシリコン樹脂で業界最高峰の防塵防カビ防藻性能を持つ仕上げ材を使い4回塗り施工で仕上げました。




ひび割れ(クラック)は0.2ミリ以上のものは普通の下地調整塗装(フィラー・サーフ)では埋めることができません。  

というか、一瞬は埋まりますが、乗っかった塗装がひび割れ谷に吸い込まれて再発します。

そして住宅塗装においてはモルタルの厚みが10〜15ミリ程度のため、UカットやVカットはあまり意味をなさない補修法であることと補修痕が必ず出ます。

そのため、ツボイ塗工ではオリジナル配合した補修材を使い補正してゆきます。

ナイロン繊維チョップ、魔法の粉、寒水石、樹脂をひび割れの度合い、動き、意匠を見て調整してゆきます。

それでは、その様子をご覧ください。
ひび割れ部分に刷り込み塗りと、配置塗りをします。ここで意匠を整えてゆきます。
乾燥後です。少し塗膜は乗っていますが、意匠は崩していません。
仕上げ
仕上げ塗装後です。
自然な仕上がりとなっています。

このようにして補修を行う施工店は僅かです。

クラックが大きくなる前にお呼び頂けるのが一番ですが、塗り遅れて損傷が少し大きくなっても対処法はあります。

一度ご相談下さい。

地域に根ざし、社長自ら研究する全国の仲間がおります。

大手ではなく地場の塗装店に是非お任せ下さい!






街歩きで見つけた物件。

壁の中腹部に異常なクラック(ひび割れ)見受けられます。

予想の原因はお風呂場の湿気が壁裏に到達しての構造損傷から、ひび割れが強くなった事により外からも入水している様子と判断しています。

黒く見えるのはカビで、日の当たらない面であることも相まり、環境が悪化しているのではと思います。

ひび割れの異常な発出はお家からのメッセージです。

それを見逃さないようにしっかりと維持管理をしてゆく事が後々の大きな出費を抑えるポイントとなります。