Healthy Homes Standards 

略してHHS ご存知ですか？

今年2月に

ニュージーランド政府が発表した

健康な家のスタンダードがそれ。

 

そもそもニュージーランドの古いお家

すきま風が吹くような寒い家

少なくないんですね。

 

クラシカルなヴィラやバンガローも

一見ステキだけど

現代風にアップデートされていないと

冬は外より寒い…なんてことも

あったり無かったり。

 

ということで今回は

健康な家のスタンダードを

紹介させていただきます。

 

皆さんのお住まいは

スタンダードを満たしていますか？

 

全てが徐々に法律となって行き

2024年7月1日までには

全ての条件を満たしていない住居は

賃貸不可となります。

罰金はいつもの$4000

ご注意あれ！

 

暖房 (Heating)

（壁等に）設置された暖房機（Heatpump等）

が必須　最低18℃に

リビングルームを暖められること。

暖房機の中には非効率的で

上記の規定を満たさない物もあるので

要注意。

 

断熱材（Insulation）

建築法2008の規定に基づき

（既存の断熱材に対し）

床下並びに天井裏の断熱材は

最低120mmの厚さが必要。

 

換気（Ventilation）

開閉可能な窓を含む換気(システム）が

リビングルーム ダイニングルーム

キッチン及びベッドルームにあること。

また適切な大きさの換気扇が

バス・シャワールームそして

室内調理器具（Indoor Cooktop)

があるエリアに設置されていること。

 

浸水と排水

（Moisture ingress and drainage)

家主は効率的な排水と雨どい

下水管と排水路を

確保しなければなりません。

賃貸物件で地下にサブフロアが

ある場合はアクセスが可能であれば

防湿壁をインストールすること

 

すきま風を止める

（Draught stopping）

家主は壁や天井 窓や床 

さらにドアの隙間等　不要な穴や

ギャップがあれば

風が通り抜けられないように

これらを塞がなければいけません。

使用されていない煙突や暖炉も

ブロックする必要があります。

 

いかがでしたか？

賃貸されている方こそ

要チェックですよ！

 

2021年7月1日

この日より個人で賃貸している家主は

新規賃貸契約から90日以内に

賃貸住宅をHHSの規定に準じるものに

する必要があります。

またこの日までに全ての寄宿舎は

HHSの基準を満たしていなければなりません。

 

2023年7月1日

この日までに全ての

ハウジング・ニュージーランド住宅並びに

コミュニティーハウス提供者は

住居をHHSの基準に

準ずるものにしなければなりません。

 

2024年7月1日

この日より全ての賃貸住宅は

HHSの基準に準ずるものでなければ

なりません。

 

賃貸住宅を運営している大家さん

どうぞご注意ください！

 

自宅しか持っていないという方も

家のスタンダードを

HHSの基準以上にしておくことで

将来を見据えた再売りや

賃貸もよりスムーズになりますよ！

 

賃貸中の方は

貸中の家がヘルシーであるか否か

しっかり見極めましょう。

違反すれば罰金を科せられるのは

大家さんです。

一方テナントさんは

寒い家にいつまでも我慢して住む必要が

無くなって行きます！

 

HHSについて詳しく知りたい方は

こちらへどうぞ！