整体は中間的位置付け | 大阪 寝屋川 整体の和(なごみ)
整体は身体にある刺激を入れて
その反応を利用し快方へ導く方法で
あることは間違いありません。

それが正しい刺激なら受け手にとって正になり
間違った刺激なら負になるでしょう。
整体後に返って悪化する場合は
好転反応を除いて受け手にとって良くない刺激を
施術者から入れられたということになります。

受ければ受けるほどその負の刺激を被り
結果、筋骨格系に複数の歪みを仕込まれている
ケースも今時は決して少なくありません。
それは施術院、整骨院、整体院、リラクゼーション、
エステ、ヘッドスパなどの多種多様な施術を
受ける機会が増えているからで店舗数と
手技手法の増加に比例しているでしょう。

快方へ向かう域を100とすると
一気に1回の施術で100ある快方域を調整することは
返って受け手の身体の負担になります。
受け手の整体刺激による生体反応を見ながら
丁寧に筋骨格調整していく必要があります。

例えば一つの施術刺激で数分間
受け手の身体が不随意的に動いて
それが鎮まるのを待つことがあります。
具体的な不随意的反応は腕の挙上であったり
首の伸展(顎の突き上げ)、脚の振動などです。
40分から50分の整体時間の中で
2手くらいしか出来ないこともあります。
その間は受け手の不随意的な動きが
鎮まるまで待つしかありません。

極度の精神的肉体的ストレス、
過度なマッサージと押圧、
顎変形症やインプラント、蓄膿症に対する
オペなどの外科的処置による筋骨格系の歪みを
もたらされた受け手については上記にような
生体反応が出やすいです。

正すべき症状がいくつもあり
調整箇所が多い場合でも
一つ一つ生体反応を観察しながら
丁寧に整体施術していかないと
悪化しかねません。

どこまでが正常でどこからが異常なのか
という物差しは、具体的な通院回数と
通院頻度を考える材料になります。

目の前の主訴が落ち着くまでは
当然異常範囲と捉えて整体施術を繰り返します。
受け手の回復した体感と整体における
筋骨格系の歪みの消失は概ね同一です。
それでも生活する中で疲労や身体の使い癖で
歪みが蓄積してきた場合、メンテナンスの意味で
月1くらいは整体施術を受ける方が
歪みの蓄積が最小限で済むので
身体が健やかでしょう。

歪みが全くなく左右対象の骨格はありませんが
歪みの程度により、正常範囲の歪みなのか
異常範囲の歪みなのかをその都度確認するのも
仕事になってくるでしょう。

症状があるのにもかかわらず
病院で異常なしと言われて困る
歯が痛むのに虫歯でないと言われて困るなどは
医師、歯科医師に筋骨格系の歪みを捉えるスキルと
それを調整するスキルがないからです。

歯科治療の度に頭蓋顔面骨に歪みが生じる
事実も歯科医師は知りませんから
受け手が当院に来て歯科治療の前後で
施術調整をしています。
顎関節の手術や歯列矯正の無理な方法は
頭蓋顔面骨の非対称を度外視したもので
それに伴う受け手の身体の不調改善は
昨今では整体師の仕事になっています。
再生し得ない天然歯を削って首や肩を
楽にするなどは目を覆いたくなる行為です。

五十肩や腰痛、ひざ痛を受け手の
運動不足や加齢のせいにする医師も多い。
高齢者の全員が膝が痛いわけではありません。
上記症状が筋骨格系の歪みに起因する場合
運動するほど悪化します。
理学療法の根本的な思考は相変わらずで
曲がらない関節に負荷を与えて無理に曲げるなど
生身の身体を物質扱いしているPTも多い。

手足や肩をグリグリ回して運動しても痛いだけで
治らないものは治らない。
痛みを我慢するほど良くなるという
信仰的な思考をのぞかせるリハビリもある。
関節可動域が回復するのは麻痺や言語などの
リハビリを除き自然治癒力が働いただけです。

めまいにおいても同様の理屈が当てはまります。
耳鼻科で調べても異常が見つかることは稀で
多くは頭蓋顔面骨の非対称に起因します。
症状が回復するのは、頭蓋顔面骨に対する
整体施術法がもたらした結果で、
何年も飲まされている耳鼻科の薬が
今頃になって急に効き出したのではありません。

鬱については、服用中の薬害副作用
食生活における栄養の偏りを除き
頭蓋と頚椎の正中軸の不安定を考えます。
 
 
上のイラストは、前頭骨と蝶形骨と後頭骨を取り出し
頭頂方向から見下ろしたものです。
 
 
上のイラストは、前頭骨と蝶形骨と後頭骨を取り出し
足元方向から見上げたものです。
 
それは前頭骨と後頭骨、頚椎の正中軸の安定性で
前頭骨の非対称が後頭骨と頚椎の非対称をもたらし
後頭骨の非対称が前頭骨の非対称をもたらします。
蝶形骨は前頭骨と後頭骨の間にあります。
 
 
上のイラストは、前頭骨と蝶形骨と後頭骨を取り出し
左斜め後ろから見下ろしたものです。
 
 
側頭骨や蝶形骨など頭蓋の間にある骨は
そのバランスを取るために歪みの影響を受けやすく
逆の言い方をしますとその歪みに対応できる
骨ということになります。
思考や感情は前頭骨に歪みをもたらし
慢性化することで視覚と嗅覚に影響を与えます。
それは目がぼやける、目が開きにくい
頭が重い、鼻が詰まる、匂いが分からない。

眼科は眼球の器質的疾患を除きますが
機能的疾患に伴う症状については
整体施術で対応できる面もあります。

概ね分科した現代医学の中間的存在に
位置するのが整体施術であると言えるでしょう。
 
 
 
 
整体師・鍼灸学士  和田 浩
 
090-2597-7225