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1人1人の「ジャイアント・キリング」~ラグビーとバレーボールから学んだこと

2019-10-04 21:39:58 | 感動の出来事(スポーツ)
今年は、二つのワールドカップのお陰で「スポーツの秋」を存分に楽しんでいます。

一つは、驚異的に強く成長した日本代表チームのお陰で盛り上がっている「ラグビーワールドカップ」・・・
もう一つは、ラグビーの陰に隠れてしまっている感があるものの「バレーボールワールドカップ」・・・

ラグビー日本代表が世界ランク2位(前週までは1位)のアイルランドに勝った試合は、歴史的な1戦となりました。
私もテレビの前で一人で盛り上がり、雄叫びを上げ、そしてボロボロ泣きました。

ラグビーへの興味は、「スクールウォーズ」と言う実話を基にしたテレビドラマがきっかけですが、
当時はルールも良く分からず、「ただただボールを前に運ぶスポーツ」くらいに思っていたのが正直なところです。

ルールがようやく分かって来たのは、実は今回のワールドカップ予選の日本戦の2試合を観てからで、
非常に分かりやすい字幕付の詳細な解説に感謝です。

「タックルして倒れてぐちゃぐちゃに折り重なって、何をやっているのか良く分からない」(笑)と言う人もいますが、
実はそのぐちゃぐちゃのところで、色々と駆け引きや闘いが行われていることに魅力を感じるようになりました。

そして、激しいぶつかり合いの試合が終われば、お互いを称え合う「ノーサイド」精神が気持ち良い・・・
試合終了後、お互いが作った花道を相手チームが通りながら称え合う姿は何とも清々しいです。

それは観客も同じで、観客席も敵味方分かれずごちゃごちゃで、お互いを称え合いながら一緒に楽しむ・・・
まるで格闘技をボールゲームにしたようなスポーツなのに、そこに流れる相手を思いやる精神が素晴らしい。

そして、その歴史的な1戦となった前日には、「バレーボールワールドカップ女子」で、
世界ランク6位の女子日本代表が世界ランク1位のセルビアを倒した試合でも涙し、二日続けて泣きました。

2セットを落として、このままあっさり・・・と思っていたところ、残りの3セットを奪い返しての逆転勝ち・・・
日本女子代表は最終的には実力相応の5位で終わりましたが、この試合に勝ったことは大きな自信になる。

更に、バレーボールワールドカップ男子では、世界ランク11位の日本代表が世界ランク3位のイタリアを相手に、
1セットも落とさずに快勝し、今も実力以上の好位置につけて闘い続けています。

今回のラグビー日本代表の快進撃で「ジャアイント・キリング」と言う言葉が改めてクローズアップされましたが、
「大番狂わせ」や「奇跡の勝利」と言うような意味ですね。

スポーツにおける「ジャイアント」は、普通ではとても勝てそうにない実力差のありすぎる強い相手のことですが、
1人の人間としての「ジャイアント」が意味するものは、大きな病気や難病、怪我、障がいや後遺症など・・・

人それぞれが抱える難敵、手強い相手は様々ですが、それに打ち勝つことが「ジャアイント・キリング」・・・
そもそも倒そうと思わなければ勝てないし、打ち勝つためには様々な努力や情報収集、戦略が必要。


歴史的なアイルランド戦後のインタビューで、選手のほとんどが口にしていた次のような言葉が印象的でした。
「自分達は世界一タフな練習をこなしてきた」「このために色々なことを犠牲にしてきた」
・・・そして「自分達を信じていた」

アッピアは決して諦めなかったから10年も命を繋いだし、私も諦めたらもうこれ以上の後遺症の回復は望めない。
人それぞれにとっての「ジャアイント・キリング」は、その人にしか出来ないし、その人が信じるしかない。

「とてつもなく巨大で手強い相手を倒す」・・・その可能性は絶対にゼロだとは言えないのですから・・・

2019年10月4日

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