波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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親子でお世話になった「皮膚科の女医さん」が他界~またまた受難のアラフィフ世代

2020-10-30 23:48:19 | 悲しい出来事
今週、息子がニキビ治療でお世話になっている皮膚科から帰って来るなり、「いやあ、驚いた~」のひとこと・・・

 ☆「どうしたの?」
 ★「皮膚科の先生が最近亡くなったらしくて、もう診療出来ないからって処方箋だけ出してもらった」
 ☆「えぇ~、あの女の先生が・・・? だってまだ若いじゃん!」
 ★「俺もビックリしたし、かなりショック・・・ 2年位病気だったんだって・・・」
 ☆「ってことは、君がお世話になり始めた頃からか・・・複雑だね・・・」

息子が思春期でニキビに悩み始め、最初に通った皮膚科を一人で受診の時に高い薬を買わされたのを機に、
私がお世話になっていた当皮膚科に連れて行ったのが2年前・・・それからずっとお世話になっていました。

息子は小学生の時にアッピアと祖父二人の身内3人を亡くし、良くも悪くもそういうことには慣れているはず、
と勝手に思っていましたが・・・

 ☆「そうか・・・それにしても君は人の死に結構慣れてると思ってたけど、やっぱりショックなんだ・・・」
 ★「だってお母さんなんかの場合は分かってたから覚悟できたけど、今回は突然すぎて・・・」

行ったらそこに居るはずの人、居て当たり前の人が突然いなくなるのは、確かにショックが大きい。
医師も人間なので当然そういうこともある訳だけれど、お世話になっている医師が突然亡くなるのは初めて・・・

その病院は15年ほど前にご夫婦で開業され、奥さんが皮膚科で、ご主人が内科と二つの診療科がありました。
私も息子も皮膚科だけにお世話になっていましたが、いつも7割くらいの患者が皮膚科受診でした。

それ程皮膚科として人気のあった病院ですが、私自身、その皮膚科にお世話になってもう10年になります。
冬場の肌荒れが酷く、毎年空気が乾燥し始めるこの時期に行って、塗り薬と保湿剤を処方してもらっていました。

その医師は落ち着いた方で、こちらの話にも丁寧に耳を傾けてくれる親身で安心して相談できる方でした。
年齢的にはアラフィフだと思いますが、私の周りでまたまたのアラフィフの受難に改めてショックを受けています。

また、医師が亡くなるとどうしても複雑な気持ちになるのは、患者を診る仕事、病気を治す仕事と言う意識が強く、
医師が病気になる、病気で亡くなるというイメージがすんなりと受け入れられないからかも知れません。

ただ、患者には患者それぞれの人生があるように、医師には医師それぞれの人生がある。
立場が違うだけであって、同じ一人の生身の人間・・・

病気で亡くなった医師というと、武漢で新型コロナ感染症が発生し始めた頃、それを訴えていた眼科医が、
警察に呼び出されて訓戒処分を受け、その後自身も感染して亡くなったことが思い出されます。

結局この医師のある意味命を懸けた訴えが封殺されたことが、その後世界中にも及ぶ大災害の始まり・・・
人の命を救うはずの医師が、自身も命を奪われた上に世界で120万人にも及ぶ人間を救えなかった事実って、
どう考えたらいいのだろう・・・

私は絶対に忘れないし許しもしない事実ですが、一人のお世話になった医師の死から色々と考えてしまいます。
長年親子ともどもお世話になり有難うございました。どうか安らかに・・・

2020年10月30日


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