京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

2020年5月 通信句会作品

2020-06-02 08:16:43 | 俳句
2020年5月 通信句会作品

 次の中から 特選1句 並選15句を選び、番号を別紙選句用紙に記入の上、金澤ひろあきまでお送りください。
 選評のある方は、各自用紙(自由)に記入の上、お送りください。
データ送信も可です。

メールアドレス h-kanazawa@kyoto-be.ne.jp

1 瞳の夜明けはぐれた線路       
2 角砂糖のひろがる手紙        
3 散歩する綠のミスト胸一杯      
4 花だんはひらひら蝶の交流サロン   
5 陽炎の繁栄をコロナが呑み込んで行く 
6 マスク売る闇屋が辻に立っている   
7 気がつけばはや子育てのつばくらめ  
8 満天星の花に蜜蜂寄りつかず     
9 そんな硬いもん曲げにくいわ     
10 そりゃあまあバナナはさみしいわな 
11 日々にいろづくお隣の金柑を数えてる 
12 わが鬱は何ともなじまん黙示録    
13 若葉なる楠・銀杏・橡・欅道     
14 紙かぶと父をばさっとビニール剣   
16 一抜けて葉葉のベッドで眠る花   
17 花階段綺麗と言って踏んでよね   
18 鍵のない切り取られた夕焼けの    
19 夜の音創るskype始めた     
20 イエローのチューリップの中親指姫  
21 天空に綠したたる若葉かな      
22 買い占め売り切れ学習能力無い国   
23 夏みたいな暑さでマスク外せない   
24 祇園祭消えた 燕は来ている     
25 満天星の花のどれかが鳴りそうな   
26 比叡山近くに見えて薔薇の園      
27 リサイタル真紅の薔薇のブーケかな  
28 うどん4メートル          
29 毛糸洗いには自信を持ってほしい   
30 リバティハンドメイド        
31 ちらちら小雪 介護疲れの二月のはじめ 
32 テレビの中の救急車 表も走る救急車 
33 春だというに 小鳥の鳴き声聞こえない 
34 鯉のぼりガタンゴトンと箱電車    
35 椎の花手向け神々充電中       
36 椎の花今年は中止神の旅       
37 葉葉の奥宮オホホのホ名残花    
38 コロナ禍や一人コーヒー朝日浴ぶ  
39 スマホ持つ水田朝日ハイポーズ   
40 水涼し卵割る掌の旅        
41 一日の終わりマスク越しの無言   
42 花水木松ぼっこりも天仰ぎ      
43 こでまりのシャワーのようにひろがりて 
44 三ヶ月自粛の中の衣替        
45 夏燕自粛に応じ低く飛ぶ       
46 八女に宇治駿河の新茶着きにけり   
47 取り止めのメーデー広場晴れわたる  
48 休校の長びく憲法記念の日      
49 ファンシーグッズはここに置いていけ 
50 アイアムハンバーグ         
51 唇脱色したら危険          
52 陽がかげるチューリップも目を閉じる 
53 ぐちゃぐちゃのノートに自分が厭になる 
54 霧雨と五位鷺が春をつれてくる    
55 橋下に魚影ゆるり風薫る       
56 かしわもちかぶとの幼虫まん丸こ   
57 ふるさとや万緑の中に眠る墓     
58 コロナ禍や人の喧騒山知らず    
59 目線合い鳩飛んで来て餌ねだる   
60 朝日浴び地蔵に合掌僕もして行く  
61 人生初めての在宅勤務 亀が鳴く  
62 初めてのお使い見送る燕の子    
63 在宅勤務 午後のぬるぬる感残し  
64 植木鉢の土入れ替へしみどりの日  
65 粛の字の筆順習う子供の日     
66 春コロナ 世界じゅうが試される  
67 あら淋し 一輪つばきがもう落ちた 
68 ひな鳥や死骸となりて縁に猫    
69 巣ごもりや食事作りに疲れけり   
70 神輿も担ぎ手も自分一人の空車かな 
71 万緑一人の道を探して右左出口何処 
72 花見時コロナに気くばり日が過ぎて  
73 目に見えずコロナコロナに脅えつつ  
74 巡り来て鉢に咲いたよ菖蒲かな    
75 コロナ風邪友と語らう夜が更けて   
76 春の朝何の花かと名を忘れ      
77 春来れば一雨ごとに花が咲き     
78 コロナ風邪いつまで続く白マスク  


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