京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

ハイ、皆さん、今日は詩人です 西山寮のお話 18年12月

2018-12-19 08:45:57 | 日記
ハイ、皆さん、今日は詩人です  西山寮のお話  2018年12月
          金澤 ひろあき
 ハイ、皆さん、こんにちわ。冬ですね。
 清水寺に描かれる今年の漢字は「災」だそうで、地震、台風・・・大変な年でした。新しい年は本当に良い年になってほしいですね。
 ところで、私、来年三月で退職になります。「老後の生活設計」というセミナーを受けまして感じたことを、自由律の俳句で作りました。
  老後って風のゆくえだね      ひろあき
 さて本当にどうなるやらです。
 皆さんの句、拝見しますね。
  コスモスに車椅子ごと沈みけり  中野 賢一
 中野さん、一面のコスモス畑に行かれたようすが伝わります。コスモスの背が高く、車椅子が沈むほど・・・。秋の良い一日でしたね。
  秋草や羅漢がまとふ苔衣     宮崎 清枝
 宮崎さん、この羅漢様は石仏のようですね。古いもののようで、苔がたくさんついている。衣を着ているようにみえている。「苔の衣」という言葉、古典でも出て来ますよ。
  デーサービス行って来ますと元気良く子供の頃を思い出しつつ  西田 ナツエ
 子どもの頃、家を出る時、元気にあいさつをしたことをお思い出す。人間の思い出は、ふとしたことでつながります。
  柚子(ゆず)の香のふっと匂ひし卓の椀  奥田 一枝
 柚子の香りで、あ、冬が来たんだと、はっと気づく。お椀の中はおすまし、それとも・・・。季節折々の食べ物は、人間を元気にさせてくれたり、ほっとさせてくれたりしますね。
  友去りて秋風吹きし静寂や    野原 加代子 
 お友達がいる時は、お話ししたりでにぎやか。去った後は話もできず、静か。その静かな中にさびしさがありますね。


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