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宮城県白石市で学習塾、習字教室を開いております。思いついた事をメモ書き程度につぶやいて、後に反省し、修正したりしてます。

ペン字 その2

2019年05月21日 | 書道
筆を持つ時間が無いので、仕事の合間にペン字を少々書きました。



文字の歴史は、刻む彫る→筆で書く→ペンで書く→PC等で打つ・・・

今や、ペンで書くとかPCで文字を打つのは日常行為ですが、

筆のほうが芸術的で、心がこもっている・・・などと言われます。



ただ私自身、正岡子規の絶句三句などは拝見して感動しましたけど、

その三句にそえられている活字文章のほうに、一層目頭が熱くなりましたし。

普通に活字の小説を読んでも泣きますし。感動を伝えるには

筆が必ずしも良いとはなりません。すいません。



そういえば最近、書道の作品を拝見して泣いたことなんてないなぁ・・・と。

なんか、筆文字に対して否定的ですね・・・汗



PC文字ではその人らしさを表現できません。ペンと筆を比べると、

筆のほうがより変化を出せるため、より芸術的だとされてます。



ただ、そこで書かれる文字ですが、伝えるための文字が、読みづらくなる

のは仕方ない事でしょうか。私自身は読みづらい作品は、敬遠しちゃいます。



内容が伝わらなくてもよい、視覚的に面白い書き方だけを目指すのは、

文字の大切さが無くなりますし、読めなくても良いというのは嫌いです。

あ、同じことを二回述べちゃいました。すいません。



えと、例えば、上手い技術を見せつけるため、「疎密」とか「潤渇」と言って

墨量多くしすぎて読めなくなってもいい、かすれすぎて読めないとか。

縦画、横画等をうねらせ過ぎ、傾けすぎたりして読めなくして、全体的に

バランスがとれて上手いだろー的な、テクニック重視なのは、好きではないです。

テクニック重視では、中身が薄くなり、より一層、日常から疎遠になります。



大切なのは、どんな感情表現をしているのか、鑑賞者にどんな思いが伝わるかだと

思っています。

まずは、どうみても読みやすくていいと思うんです。相田みつを作品みたいに。

読める作品のほうが、結果的に庶民に愛され、長く時代に残ります。


今日も、とりとめの無い事を。乱筆失礼しました。

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