■がん「愛猫」「愛犬」が食べてはいけないペットフード#ジャーキー#亜硝酸ナトウム | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

がんの子、慢性疾患の子が、来られると食事指導をします。

基本的には、いままで食べていたフードではないものを食べていただています。

がんの原因がすべ食べ物というわけではないが、食べ物も大きな原因のひとつです。

 

今日は、ジャーキーについて。

ワンコさまのオヤツの定番でありますね。

ジャーキー事態が悪いことは、ないのですが、市販のジャーキは添加物、てんこ盛りのことが多いです。

その知識があれば、愛するもふもふちゃんを病気にするリスクのあるものをせっせとお金を出して、買わないと思います。

 

意識の高い飼い主さんは、原材料をよく見ましょうね。。

1、ミール

2、副産物

3、亜硝酸ナトリウム

 

 

などの文字が入っていませんか?

 

ジャーキなどの肉製品は、一般的には「ミール」「副産物」というものを固めて、ジャーキーを作っていることが多いです。もちろん例外はありますが、それは、原材料を見れば、わかります。

 

それでは、この「ミール」「副産物」と何なのでしょうか?

 

『週刊新潮』8月9日号

36ページ

「屠蓄場で 食用肉を取り出した残りの内臓や羽根などを加熱し、ひき割状にしたもの。普通の肉と違って、色合いが悪く、飼い主見栄えよく見せるために、着色料を添加するのです」

 

亜硝酸ナトリウムとは?

 

色素改善の作用を持っています。黒っぽくなる肉を鮮やかな赤に保つためのものです。

亜硝酸ナトリウムは、毒性が強く、食肉に含まれるアミンという物質と結びついて、ニトロソアミン類という発がん性物質に変化するこことで、がんになる可能性が高まります。

 

 

肉の加工品を悪者にしたいわけではないのです。

添加物が入っているフードやおやつを食べたからといってすぐにがんになるわけではありません。

がんの治療をしている私としては、なるべくなら摂取しないほうがいいと考えています。

 

発色剤、

酸化防止剤

合成着色料

 

などの知識をちゃんと持って、もふもふちゃんががんになりにくいカラダにしてもらいたいと思っています。

 

(飼い主さんのすること)

1、原材料をよく見る。

2、合成着色料、亜硝酸ナトウムの入っているものを買わない。

 

飼い主さんの意識が、もふもふちゃんの病気を防ぐことが出来る時代ですから。

もし、ジャーキーを与えない人は手作りで作ってあげてくださいね。