寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

心惹かれる音楽との出会い、日々のことなど
気ままに書いています。
クラシック音楽が大好き。
ピアニスト角野隼斗さんの
垣根を越えた類い稀な自由な音楽性に魅了させられています。

大好きな音楽と日々のこと、のんびり寄り道しながら綴ります。
どうぞゆっくりしていってくださいね💕


こんにちは。
昨日、3月16日土曜日に
おひとりさまコンサート遠征(宿泊付き)で岐阜市まで行って来ました。


今帰り道です🚄

数ヶ月前にコンサートチケットを確保して、さて、富山から岐阜ね、高山とかに車でしか行ったことないけど、
岐阜市までどうやって行けばいいのかなぁ?と。
乗り換え案内を調べて、
北陸新幹線としらさぎで行けばいいのねと。、、、そして気づいたのです。

3月16日って、北陸新幹線が敦賀まで延伸初日!鉄道好きの方々が押し寄せるよね?!わぁ大変!
慌てて新幹線チケットを確保。始発は数秒で売り切れたとか。
まあ私は始発ではないので、発売日に余裕で買えてひと安心。
昨日は、もうどの駅も熱気に包まれていました。特に敦賀駅では人の多さというより、てんやわんや!の大騒ぎ。
思わぬ縁で開業初日に乗り合わせることが出来ました♪♪




前置きが長くなりましたが

遠征して出かけたコンサートは
岐阜市のサマランカホールでの

🎵大阪フィルハーモニー交響楽団
第47回岐阜定期演奏会🎵

⭐︎指揮*ロベルト・フォレス・べセス
🎹ピアノ*角野隼斗

⭐︎プログラム⭐︎
モーツァルト:交響曲第32番 ト長調 K.318
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 作品102
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93

こちらのコンサートです。



角野隼斗さんがショスタコとラヴェルのコンチェルト2曲は超贅沢!
モーツァルト32番も、ベートーヴェン8番も生で聴いたことないし、なんだかお得🉐
美しいと評判のサマランカホールも行ってみたいし、ちょっと遠いけど、
思い切って出かけることにしました。

ホールに着くと、もうエントランスから
彫刻のレリーフが美しいし、


ホールの中はシャンデリアが煌めき、
夢のような空間。
あまりキャパが大きくないので、
後ろから2番目でしたがちょうど良い眺め。


今回は音楽評論家の奥田佳道さんのプレトーク付き。
角野さんの宣伝やら、それぞれの曲について解説してくださり、
こういうがあると、よりワクワクして楽しみになりますね。

前半はト長調、後半はヘ長調で
揃えられたとプレトークで教えていただいたのもよかったです。

モーツァルトは交響曲と言っても
10分くらいの序曲っぽい感じ。
明るく豊かなサウンドで会場が温まります。

そしてラヴェルのコンチェルトです。
のだめカンタービレでのだめちゃんが
千秋先輩と共演したい曲でしたね!
私も楽しいこの曲が大好き。
生で聴くのは初めてでした。
ムチの音から始まり、
生だといろんな楽器の音がフレッシュに聴こえてきて、
断然楽しい!!
1楽章は角野さんのピアノの軽快なリズミカルなタッチが冴え、
オモチャ箱から次々いろんなものが出て来るようなワクワク感。

2楽章、音数少なくシンプルな旋律を、
角野さんの澄んだ音がそっと紡いでいく
、、たとえようもなく美しかったです。
あんなに密かな音、どうやったら出るのかしら?本当に魔法のようだわと。
カラフルな1楽章との対比が素晴らしく。
月の砂漠に細かな金の粉がキラキラと降り注ぐようでした。
(すみません、ポエマーで笑)

ジャスの香りもする3楽章は
角野さんのジャンルレスな魅力が炸裂。

(この曲、どうしても途中がゴジラゴジラ🎶に聴こえるの、聴いたことある方わかります?
息子と2回も映画を見に行ったのです笑)

オケの方々も楽しそうでした。

休憩の後はヘ長調の曲達。

ショスタココンチェルト2番は
私は予習で初めて聴きました。
1番は小曽根さんの演奏動画が好きでよく見ていたけど。
めちゃくちゃいい曲ですね!!

1楽章は軽快なリズムでなんだかおしゃれ。角野さんは本当にリズム感とテンポ感が気持ちいいなぁと聴くたび思います。

2楽章、この曲の2楽章はなんて美しいのでしょう。(2楽章ラブです)

角野さんのピアノの大きな魅力は
このような緩徐楽章の弱音の美しさにあるのではないかとも思います。
聴いているうちに、
もう会えなくなった大好きな人達が思い出されて涙。

3楽章、プレトークでこれはショスタコーヴィチが息子の為に書いた曲で
ハノンの旋律が出てきますと教えていただいたのですが、
あんまり素敵にリズミカルに弾かれるので、しばらく気づかず、
しばらく聴いてからタララララあ、これハノンや!」と気付いたのでした笑

万雷の拍手にブラボー👏

ソリストアンコールは
ガーシュインの「スワニー」
ハノン風味が加味されていたり、
こういうとこサービス精神にも満ちた角野さんですね!
鳴り止まない拍手に最後は、
ピアノの蓋を閉めるジェスチャーで。

ラストはベートーヴェンの交響曲8番。
プレトークでこの曲はベートーヴェン自身のお気に入りだったと教えていただき、より興味深く聴くことが出来ました。
マエストロの指揮も冴え、
やっぱりオーケストラっていいなぁ。
ベートーヴェンの交響曲を聴くと、
亡くなった父とコンサートで並んで聴いたことを思い出します。
背広を着た父が隣で聴いているような。
父はベートーヴェンとモーツァルトが好きでしたよ。

手が痛くなるほど拍手して。
多彩なプログラムに大満足のひとときでした。

帰りにのぞいた、ホールのショップで自分にお土産も買って。



日帰り出来なかったので、
1人でホテルでゆっくり余韻に浸り、
ゆっくりリフレッシュできました。

すっかり長くなってしまいました。
お読みいただきありがとうございました😊

追伸、角野さんのXで
ショスタコの3楽章が少し聴けますよ♪♪




それにしても、角野さん、自身全国ツアーの合間のこの公演。どうやって準備したのか、

とにかく凄いわぁーとしみじみ思うのでした


                 かれん