幸せ運べるように〜1月17日に寄せて | 寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

心惹かれる音楽との出会い、日々のことなど
気ままに書いています。
クラシック音楽が大好き。
ピアニスト角野隼斗さんの
垣根を越えた類い稀な自由な音楽性に魅了させられています。



こんばんは


1月17日阪神大震災から25年になりました

あの日失われたたくさんの尊い命に
手を合わせたいと思います




何気なく日常を過ごしているけれど、

25年目にこの暦が巡りくる今日は、

災害は人ごとじゃないということを認識して、

被災された方を思い、想像し、備えることをあらためて考えるきっかけにできたらいいなと思います。

25年という時の流れに風化という言葉が聞こえてくるけれど、
それは外から見た考えで、
被災された方の心の中は
その人にしかわからないと思うから。

わからない私はわからないなりに、

想像し、

思いを寄せること、自ら備えること。
それができることへの一歩でしょうか?



多くのエキシビションプログラムに

被災地へのメッセージを込めたものを
選ぶ結弦さん
東日本大震災で被災した後の神戸でのチャリティーショーにて

→2014年3月に放送された番組「バースデイ」より

被災した後すぐ、16歳の結弦さんが持った気持ちのままに、




自分にできることは、

スケートを通して勇気を持っていただくこと、

元気になっていただくこと。


結弦さんの被災地復興への思い

被災された方の心の復興への思い
たゆまず伝え続けてくれて、ありがとう。

今や二連覇のオリンピックチャンピオンになった

結弦さんが

自ら発信してくれる言葉や振る舞いは

大きな影響と力がありますね。


自分が先頭になって発信し、行動する時、
どんな正しく見えることにも、
理不尽な逆風があることもある。

自身の影響力を充分わかった上での
結弦さんの勇気とぶれない姿勢は
しなやかで強い。

そんな勇気ある優しい結弦さんに負けないよう、
ほんの小さな、というか何もできない私だけど、
できることは躊躇わずに
堂々とできたらいいなと思います。


生き物の中で人だけが持つ

人の苦しみを自分のこととして分かち合い

人の悲しみを自分のこととして一緒に悲しむ

人の喜びを自分の喜びにできる

そんなチカラを大切に

想像力を持って生きたいと思う

1月17日の夜です。



この日に寄せてこの歌を。
昨年もここに載せさせていただきました。


1995年阪神・淡路大震災が起きた年に生まれ、
神戸の小学校で歌い継がれてきた

「幸せ運べるように」

という歌です。
神戸の方は皆さんご存知だろうと思います。

作者は、小学校に勤務する音楽専科教諭の臼井真先生。

クローバー幸せ運べるようにクローバー

地震にも 負けない 
強い心を持って

亡くなった方々のぶんも 
毎日を 大切に 生きてゆこう

傷ついたふるさとを 
元の姿に戻そう

支えあう心と 
明日への希望を胸に

響きわたれ
ぼくたちの歌 

生まれ変わる 
ふるさとのまちに

届けたい
わたしたちの歌
 
しあわせ運べるように


歌詞の「神戸」の部分は2011年の東日本大震災以降は
「ふるさと」と変え歌われています。



心の傷はなくならないけれども、大きな傷が少しでも小さくなるなら、それが歌の力なのかな、と思います。

臼井先生の言葉より



結弦さんのスケートが持つ力もそうだなぁと。

幸せ運べるように。

自身でひたむきに努力を続け、

苦しい部分は自分だけのものにして

幸せだけを運んでくれる。

結弦さんのスケートには

そんな力がありますね。







同じように

自ら被災地への思いを発信される方に


世界的指揮者佐渡裕さんがいらっしゃいます。

その力強く暖かい指揮に惹かれて、

音楽会に二度足を運びました。

二度目は熊本地震より間もない時で

公演を終えられたすぐ

自ら汗だくのままロビーに立たれ

募金箱を持たれた姿が忘れられません。

募金箱がみるみる紙幣で埋まっていくさまに、

影響力のある人の力をまざまざと見せられました。




佐渡裕さん 心の復興へタクト振る
(2014年の記事)




指揮者、県立芸術文化センター芸術監督

 芸術監督を引き受けた後も、何か吹っ切れないものがあった。阪神大震災のとき、僕は京都に居て、家が壊れたり、怖い目に遭ったりしたわけではない。兵庫では、多くの人が震災で受けた心の傷や家のローンに苦しんでいた。そんなときに音楽が本当に必要なのか、壮大な演奏をすることがいいのかと。

 ちょうど震災から10年を迎えるときだった。家内が僕に言った。「被災していない佐渡裕が芸術監督を受けたのはとても良いこと。私たちと一緒に泣いていたのでは多分、復興は進まない」。家内の実家は神戸市長田区にあって、全壊している。被災者としての言葉に背中を押された。

 当たり前に歌いたい、音楽を聴きたい。そんな思いをしてきた人がここにはたくさんいる。音楽は自らを応援してくれ、つらいときにはともに泣いてくれる。そんな心のビタミンを届けたいと思った。復興は街の形だけではない。


明日、18日土曜日AM10:00〜BS1

佐渡裕さんによる
阪神大震災25年に寄せた
奇跡の歌、「しあわせ運べるように」
の番組が放送されます。

ぜひ🎶




今日この日私は、旦那さんが飲み会で
手抜き晩御飯で子供と楽しく過ごしました。
今出来ること、
子供にお年玉から少し募金する?と誘って
あとは防災グッズと食料備蓄と賞味期限
確認してみるね。


かれん



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