小3男子と週に一度師匠宅へお稽古に通っています。
そろそろ3年目になるかしら。
先週のお稽古からその小3が大人と同じお茶盌を使わせていただいています。
今までも他のお道具は大人と同じで、保護者後見の庵主は毎週ハラハラドキドキ
誠に胃と心臓に悪いお稽古で…
楽の了入でお点前お稽古させていただいてます。
その前に庵主は小3に「良いお道具だから気を付けてね」と言ったのですが
そこからずっと「良いお道具って何だろう」と
ず~っと考えちゃってます。
「良いお道具」とよく言いますね。
何が「良い」んでしょう。
値段が高いってのは分かりやすいです。笑笑
作りが上手いってのも分かりやすいです。まだそういう眼が育ってませんけど→あたくし
制作年が古いと言っても古すぎるのは 例えば古代メソポタミアの花入とか出てきても
骨董趣味過ぎてピンと来ないです。
紅雲庵のお道具は値段の高いものなんかひとつもありません。
そういう意味では道具が悪いわね。
ただし、世間一般で言う「稽古用の道具」もひとつも無いです。
お茶盌など新しいものを扱うお店にずら~っといくつも同じものが並んでる
量産品みたいのはなんだか味気なくて持っていません。
毎月の茶話会や日々のお稽古では茶の湯の命ともいえる季節感を大切に
お道具組をしたいので妥協してる部分もあります。
例えば座学でそのテーマに合ったお軸が掛けたいときなんか
ありふれた文言のものでもお稽古用に買っちゃうことあるわ。
そういうのは教材ですね。あ、それが「稽古道具」か!
うちにもあったのね、稽古道具。スミマセン。
しかし考えるほどに分からなくなる「良いお道具」ってなんでしょう?
小堀遠州公の書き捨ての文を熟読します。
道具とても、さして珍器によるべからず、名物とても異りたる事もなく
古き道具とてもその昔は新し 唯先達より伝りたる道具こそ名物ぞかし
旧きとても形いやしきは用いず
新しきとても形よろしきは捨つべからず
数多きをうらやまず、少きをいとはず
一品の道具なりとも幾度も もてはやしてこそ、子孫に伝ふる道もあるべし
師匠宅に代々伝わる江戸時代のお道具で平成生まれの子供が一服する。
これは「良いお道具」に違いないですね。
茶の湯を始めてみようかと言う方には体験お稽古をおすすめします。詳細はこちら⇒体験茶道のお誘い
おすすめイベントのお知らせもご覧ください。詳細はこちら⇒ 紅雲庵お遊び帖 その2
紅雲庵では予約制お稽古「紅雲庵茶の湯ラボ」と
毎月一度お遊びの「茶話会」を開催しています。
次回茶話会は4月20日です。茶話会参加ご希望の方はご連絡ください。
これまでの茶話会レポはこちら⇒ 紅雲庵茶話会
おすすめの茶会や茶話会、イベントのお知らせはこちら⇒ 紅雲庵お遊び帖 その2
お気軽にご参加ください。必ず「お茶は愉しい」と感じていただけます。
「紅雲庵茶の湯ラボ(laboratory)」ご案内
お話(座学・講義)と模擬茶会での薄茶二服で2時間楽しく美味しくあっという間です。
知っておきたい和のしつらえのあれこれ
おもてなしのヒントになりそうなお話もいたします。
茶の湯未体験の方、
興味はあるけど○○流に入門!ていうのはハードルが高いなとお思いの方、
空き時間が不規則でなかなか従来の茶道教室に通えない方、
お稽古を中断して、でも茶の湯の雰囲気はまた気軽に味わいたい方、
とにかく美味しいお茶とお菓子が楽しみたい方、
ぜひ紅雲庵のお稽古にお出かけください。
男子のフェローさんもたくさん通ってくださっています。
お話(座学)1時間 体験1時間の計2時間
木曜日以外 ご希望の日時で予約制(夜間は午後7時より)
入会金 なし
年会費 12000円
会費 お稽古6回25000円(チケット制)
お試しお稽古(体験受講) 5000円
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