ふたたび『高慢と偏見』について
事細かに
感想を述べる時間になりました。

今回は
第19章ですね。

 


なんてふうに
さらっとはじめましたが、
これってまるまるひと月振りなんですよね。

というわけで、
前章がどうだったのかを
おさらいしときましょう。

金持ち青年ビングリーの館である
ネザーフィールドでの舞踏会、
エリザベスは好男子のウィカムと踊って
癒着を強めたいという激しい決心を持って
それに臨みました。

しかし、
意中のウィカムはいないんですね。

そのウィカムと因縁のあるダーシーに
ダンスの相手を頼まれたエリザベスは
苛々をぶつけるかのように
彼にくってかかります。

まあ、
もとから好きでなかったダーシーのことを
さらにいけ好かないやつと認識したんですね。
「金持ちだからっていい気になってんじゃないわよ」
といったところでしょうか。
自負心と向こうっ気の強さでは
エリザベスもダーシーに負けてませんからね。

ただし、
エリザベスの家族は彼女のそういう思いをよそに
大騒ぎをしてしまいます。
ビングリーと長姉のジェーンとの結婚が
もう決まったものと早合点した母親は
そのことを大声で喚くありさま。

ま、
かくしてエリザベスの気持ちは
乱高下を繰り返したわけです。
その上、
実にユニークな従兄のコリンズ氏との
結婚話をにおわせて18章は終わったんですね。

で、
この19章はこのようにはじまります。

翌る日は、ロングボーンに新しい情景が展開された。コリンズ氏が正式に申しこみをした

 

 

 

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