それにしても連日雨、雨、雨…。
梅雨だとはいえ、ちょっと酷すぎる…。
九州の方は豪雨で存大な被害。これも地球温暖化の影響なのかな?
まだ台風シーズンでもないのに結構な脅威…。
2年前に関西を襲った猛烈な台風だけは勘弁してもらいたいものです。
 
 
さて、本日は久々に天満天神繫昌亭に行ってきました。
ここを訪れたのは2015年の5月以来で約5年ぶり。
え?そんなに足を運んでなかったっけ?…とちょっと驚きました。
この繫昌亭も緊急事態宣言で休館を余儀なくされ、ようやく今月の1日~再スタートしたばかり。
…とはいえ、コロナの感染症対策は必要で、入口で検温+手の消毒。
任意ですが、大阪のコロナ追跡システムへの登録。
席はソーシャルディスタンスで前後左右は空席にして空けるという徹底ぶり。
コロナ前は自由席でしたが、今回より指定席に変わってました。
個人的にはそっちの方がありがたいです。ネットで空いてれば自由に選べますしね。
 
 
今日は通常よりも4割程度の入りでのスタートとなりました。
しばらくはこの形を維持?でも隙間なく埋めないと大分赤字じゃないかなぁ…と心配になりますね。
コロナでエンタメ界は壊滅状態…。早く通常に戻れる努力を国はして欲しい。
人の心を満たすエンタメは必要不可欠なのですから…。
 
それでは本日のレポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。
 
昼席公演
~天満天神繁昌亭~
2020年7月8日(水)天気:曇り時々雨

<公演時間> 
昼公演
①14:00  ~ 15:00
~休憩約15分~
②15:15  ~ 16:00

<出演表> ※敬称略
1.桂恩狸
2.露の紫
3.林家うさぎ
4.月亭遊方
~仲入(休憩約15分間)~
5.伏見紫水(曲独楽)
6.笑福亭松枝
 
<1>
桂恩狸さん 
「子ほめ」
熊公が隠居から上手い世辞を教わる。45歳の人を見たら厄そこそこと言って煽てろ、とにかく齢を若く言うのだといわれる。それから友人の家に行き、赤ん坊をほめるのに、「この赤さんの年はいくつで?」「生まれたばかりで一つだよ。」「一つとはお若く見える。どう見てもタダだ。」

<2>
露の紫さん 
「延陽伯」 (えんようはく)
近所に住む甚兵衛さんがやもめの男に、色の白い、鼻筋のスッと通った、目元の涼しい、口元のキュッと締まったなかなかの別嬪さんを女房にどうかと聞きます。
男は喜んでもらいますと言いますと、甚兵衛さん、この人に一つ傷があるのやがそれだけは腹に納めてほしい。
男は話がうますぎると思った。歳は二十二で色の白い鼻筋のスッと通った目元の涼しい別嬪さん、そんな人がわたいのとこへ来てくれるて、「何でしょ、お茶飲んだらヘソから漏るんでしょ。」
いやいや、この人の傷というのは、小さな頃から京都のお公家さんへ奉公していたから、言葉が少々丁寧でな…。

<3>
林家うさぎさん 
名前は可愛らしいですが、出てくるのはおっちゃんです(笑)
「うなぎ屋」
新しく開業した鰻屋の主人が、上手に鰻を捌けないどころかつかむこともできずに四苦八苦している。
それを聞いた若い者二人が「おっさん、鰻ようつかまえんと困ってるの肴に一杯飲んだろ」とやってくる。

<4>
月亭遊方さん 
「酔いどれ交番所」
平和な夜の交番に、突如現われた酔っ払い。
その困った言動にお巡りさんも翻弄されつつ、夜はゆっくり更けてゆく‥。

<5>
伏見紫水さん(曲独楽) 
大きな駒を使用し、それを剣先や刀ら扇子を使用して回す曲芸。

<6>
笑福亭松枝さん 
「三枚起請」(さんまいきしょう)
かつて遊廓では、客と遊女との間で、「遊女の雇用期間が満了すれば客と結婚することを約束する」という内容の、起請文(きしょうもん)と呼ばれる擬似的な書類を取り交わすことが流行していた。
ある男が、夜遊びが過ぎる友人をいさめている。懲りない友人は、男に自慢しようと、自分の名と遊女の名の入った起請文を見せびらかす。

 
[感想]
コロナ前は10人ほどで香盤を組んで2時間半の公演でしたが、今回は6人で約2時間。
1人の持ち時間も約10分程度。コロナの影響でだいぶ削られちゃいましたね。
それでも人の心を響かせる、満たす落語は聴きごたえ十分。とても堪能できました。
以前は週1回は寄席に通うほどでしたが、最近は宝塚を中心としたミュージカルにシフト。
完全に足は遠のいてましたが、内容は非常に満足できる内容。
久々の舞台観劇で澱んだ心が洗われた気がします。
たまにはこういうゆったりと時を過ごすのもいいですね。

…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、9点です。
 
 
以上です。