変な夢を見て 目が覚めた
前職の人たちが 登場
再び一緒に働いている
気分転換に録画しておいた
プロフェッショナル仕事の流儀で
宇多田ヒカルさんを
音楽 絵画
モノ作りは簡単じゃ
それくらいは想像していた
想像していた大変さとは
まったく種類が違っていた
宇多田さんにとって
音楽づくりは
自分の中の判断基準を
再確認しているみたいだった
同一人物でさえ
さっきと全然違うことを言う
宇多田さんは 混乱する
自分がコントロールできる
確かな基準が必要だ
それが音楽づくりだった
真実 安息 救済
他人の中には存在しないから
自分の中に見つけるしかない
自分と向き合う
カッコ悪い自分にも
恥ずかしい自分にも
認めたくない自分にも
人間はふだんはある程度
色んなものにフタをする
自制心をはたらかせたり
見ないようにしている部分もある
そこを突破するのは
地獄のフタを開ける感じ
そーゆー苦しい作業をすることで
宇多田さんは救われる
2014年
毒ガスが蔓延している前職では
自分の判断基準がブラされた
私にとって「存在するもの」が
周りの人には「存在しない」
自分の中の確かな羅針盤が
狂わされる
そんな状況で筋トレをしていた
しかもマンツーマンで
それは もしかしたら
自分の判断基準を確かめ
自分と向き合う作業だったのかも
ミュージシャンとして認められ
世界中に著名な宇多田さん
片手間にちゃちゃっと
ふつーの音楽なら作れるはず
でも彼女はそんなことをしない
やれることをやっても意味がない
やってみてどーなるのか分からない
やれるかどーかも分からないことを
やるというのが音楽を作ること
そこは決して安全な場所ではない
うっそうとしたジャングルだったり
何にもない荒野だったり
踏み込まなければ分からない世界だ
どんな世界が待ち受けているか
不安と苦しみが大きいのに
それでも彼女は足を踏み入れる
ここにも戦う女がいたよ
そー思うと勇気と元気が出るね
よし
私もガンバロー