この週末は、上京して、句会に参加してきました。
以前、地元の句会に参加したことはあるのですが、曜日が合わず、1回だけで辞めてしまった経緯があります。
今回参加したのは、初心者の為の句会でしたが、やはりとても緊張しました。
何しろ、俳句の人気番組【プレバト】https://www.mbs.jp/p-battle/ を見て楽しんでいるだけで、
何の勉強もせずに参加したのですから。
参加者は、私を入れて8人で、指導の先生が1人いらっしゃいました。
1人3句ずつ提出して、名前を伏せたまま講評し合うのですが、それが結構緊張するのです。
私は素人なので、指摘されたり指導を受けたりすることには抵抗は無いのですが、
順番に、どなたかの句の感想を言わなければならないのが、とても緊張しました。
さて、その中で、私の句
【肉じゃがに生姜加えて夕餉かな】について、ちょっとした議論が?ありました。
肌寒くなってきたので夕食の一品に生姜(秋の季語)を加えて温まりましょう~と秋のひとこまを詠んだつもりでしたが、
「えっ?肉じゃがに生姜を入れるの? なんか、不味そうね。」
「あら、ウチは生姜を入れますよ。」
「肉じゃがならば、やはり七味でしょう。」等々~座が騒がしくなったのです。
初めてお会いした方々が、新参者の私の句で討論?しているのを、
ポーカーフェイスで聞いているのは、かなり恥ずかしいことでした。
ひとしきり経った後、先生が「この句は誰が詠みましたか?」と聞かれました。
私は名乗った後、句を詠んだ経緯を述べました。
「この句は、昨夜、夕食を作りながら詠みました。
本当に作ったのは肉大根だったのですが、肉大根にすると冬の句になるので、
苦肉の策で、肉じゃがに替えて詠みました。
事実とは違ったことを詠んだので、恥ずかしいです。」
すると先生は「そんな時は、豚汁でも、何でもいいのよ。」と仰いました。
俳句は季語が大事なので、体験を正直に表さなくても良いのだそうです。
俳句は、季語などの決まりはありますが、
発想の部分では、自由な部分もあるのだな~と感じました。
緊張はしましたが、とても楽しかったので、また参加させて頂こうと思います。
因みに私は、寒い時など、肉じゃがに生姜を入れる事もありますが~
甘みの勝ったこっくりした肉じゃがの方が好きです