発達障害グレーゾーンの子 個人懇談では何を話す?磨け質問力!

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ご訪問いただきありがとうございます。

 

先日、前期の通知表をもらってきたhidaka。

その評価は、間違いなく我が子のものだなと感じるような、hidakaという個人をよく表しているものでした。

2学期に入り、個人懇談週間に入る学校が多いと思います。

今年度2度目の個人懇談、何を聞き、何を話し、何をお願いすればよいのでしょうか?

少し考えてみたいと思います。

 

発達障害グレーゾーンの子 個人懇談では何を話す?磨け質問力!

 

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個人懇談は何を話す場なの?

個人懇談は、先生と保護者のミーティングの場です。

先生から子どもの学校での様子を教えてもらい、私たちは家庭での子どもの様子を伝える。

そして、学校と家庭が共通の認識を深め、連携し、子どもの学習面のサポート・生活面のサポートを行っていくというのが目的です。

まずは、学習面のお話・生活面のお話というように、テーマが2つあるということを意識すると、相談したい事や話したい事、伝えたい事というのが見えてくるかもしれません。

どんな事が好きで、どんな事が嫌いかというのも、多くの子どもと同時に接している先生は、学校で見せている姿で勘違いや浅い認識で接していることもあります。

多くの時間を我が子と接している先生であれば、少しの理解や働きかけで、子どもの興味や世界が広がるかもしれません。

家庭で話しているお話などを交えながら、我が子の本音を伝えていく事ができるのも、私たちしかできないことです。

発達障害グレーゾーンの子  意識してお話したいこと

発達障害グレーゾーンの子の個人懇談、やはりお話しておくべきは、発達の事についてでしょう。

楽しんで学校に向かっている。

お友達関係は良好のようだ。

勉強にはついていけているようだ。

授業参観では適応しているように見える。

通知表などからは不適応の影が見えない。

というように、家庭では学校生活で目立った課題が見えなかったとしても、集団の中での我が子をいつも見ている先生であれば、気になる事や、お話しておきたいことがあるかもしれません。

苦手な部分というのが、学校生活でどう影響しているのかというのを、私たちは常に把握しておく必要があるのです。

そして、対人面での苦手を抱えている子には、人間関係の部分も、意識してお話しておきたいところです。

子どもの話しの中で、からかいや仲間はずれ、お友達関係をうまく築けない等、そのような兆しがあるときには、早いうちに、担任の先生に、気に掛けてもらえるようにお話しましょう。

早期対応が、早期解決に繋がるかもしれませんし、そのような対人面での苦手というのを、今後どうやって適応させていこうかという支援を考えていくきっかけにもなります。

目立った対人面での問題がなかったとしても、苦手を抱えている子だという事を、知っておいてもらうだけで、その不器用さからくる誤解から、守ってもらえることもあるかもしれません。

個人懇談は、発達障害グレーゾーン・発達凸凹という、育てにくい一面がある我が子を、育てる同志である“先生”との作戦会議なのです。

受け身では“いい時間”にできません 磨け質問力!

漠然とした質問では、いいサポート体制が生まれないかもしれません。

「○○は学校ではどうですか?」

と質問すると、先生はその子の全体を見て、学校生活でどうあるのかを応えることになります。

そうすると、「大きくは問題ない。」「お友達と楽しそうに遊んでいますよ。」

大きく気になることがあれば、その部分をクローズアップして話す事になるとは思いますが、取り分けて目立った行動がなかった場合には、その質問では本当に話すべきものというのが、見えなくなる可能性があります。

特に、発達障害グレーゾーンの子の中でもエリア1の範囲に属する子というのは、集団の中でやや苦手はあるとしても、努力で補えている部分もあり、小さなつまづきはあっても、現段階で小さな支援ができていて、大きく問題に発展していない場合、取り分けて話題にあがらないことがあります。

先生は多くの子ども達を見ています。そして、面談の時間も限られているのです。

まずは、我が子専属の最強最大なサポーターとして、受け身で話すのではなく、今後の方向性を決める“いい時間”になるように、質問力を磨くべきなんです。

1.通知表から見える学習面でのつまづきを質問する!

文字や数字が異常なまでに大好きで、学校に入る前から、自ら進んであらゆるものから学習していたhidaka。

文章を書いたり、読んだり、計算問題をしたりということが中心の1年生の学習は、彼の持つ凸の発達が生き、“簡単”と感じるものなのかもしれません。

ですが、hidakaに学校の勉強はどうか?と聞くと、「結構むずかしい。。。。」という応えなのです。

それは、通知表でも表れていて、文章を書いたり読んだり計算したりという能力は高く評価されていますが、その割には、話すという項目がついたり、想像力というのが関わる項目では・・・・評価をひとつ落としている?と感じるような評価がついていました。

担任の先生からの一言の部分でも、今後の課題は発表力。自分の思いを伝えたり、話す事に力を入れていきたい。という文面がありました。

学習面の苦手というのは、通知表で見えてきます。

「○○な事が苦手なところがあると思うのですが、家庭では何かサポートできますか?」

「通知表に○○というのがあったのですが、学校ではどのような感じなんですか?」

という風に、その子が持つ課題を、家庭でも何かサポートできるのか、その子が持つ課題を共通の認識にしていけるよう質問できるといいです。

今後の教育の方向性を認識し合い、苦手を持っていたとしても、家庭で早いうちにサポートしていくことができるようになります。

2.先生から見えるのは社会での子どもの姿!?ぜひ聞きたい友人関係

hidakaは、幼稚園時代からのお友達と一緒にいると、自分の不器用な部分などをよくわかってくれているから、とても安心する様子。

公園などでクラスメイトに会うと、割とスムーズに輪に入っていくけれど、合わせたり、気を使い、主張したりすることが難しく、お互いにとって気持ちがいい関係を築いていく事に不器用さを感じるというのが、私のhidakaの交友関係における認識でした。

でも、たくさんの子ども達を見ている学校の先生は、たくさんの子ども達と比較することができます。

クラスの中で見せる、我が子の姿というのも、家庭で見せる姿とはまた違ったものになっているのです。

学校のクラスという小さな社会で、個性豊かに過ごす子ども達。

その小さな社会は、よく社会の縮図と表現される事があります。

学校の先生は、私たちよりもずっと我が子の社会で見せる姿というのを感じております。

「○○は、こういう面があるんですが、クラスではどうですか?」

「友人関係はどんな風ですか?」

というように、クラスという小さな社会で、我が子がどんな姿を見せいているのかという質問を、ぜひしておきたいところです。

先生が感じる我が子の社会性というのも、今後のトラブルを避けたり、アドバイスをしていくうえで、聞いておいて損はないのです。

3.生活面での課題 学校での対処を相談し合う 家庭では何ができる?

hidakaは、メンタルがやや弱いと感じざる負えないような、小さな事ですぐ涙するという姿が見られております。

他にも、焦ると冷静さを失い、突拍子もない事をやろうとしたり、私たち夫婦は、hidakaのそんな一面に、「はぁ。。。」とため息つくことがあります。

小さな事ですぐ涙したり、焦ってパニックになっている姿というのは、親として放っておけませんが、家庭でのhidakaには、過度に自分を押し殺し、緊張して失敗しないように気を張り続けるというのでは、息がつまると思うので、そうある事を特に今は規制していません。

涙してもいいし、焦ってパニックになってもいいとしてます。

そこから学ぶこともあると思うのです。気持ちを出来るだけ早く切り替える訓練にもなるでしょう。

でも、学校でもそのような姿が目立ち過ぎるのは・・・・ちょっと違うかと思います。

学校ではどのような姿を見せいているのかも、質問に入れ、もしそのような姿が目立っているのであれば、どのように対処しているのか、どのような対処が好ましいのかというのを、相談していく必要があります。

学校の先生はとても忙しいです。私たちのように、一人の子どもと向き合う時間も非常に短いです。

そんな中、特別な支援がない中での生活面での課題に、十分に対応しきれていない部分もあるのが現状です。

なので、生活面での課題には、相談し合う必要性があるのです。

先生としては、ここまではできるけれど、ここからは家庭でも協力してくださいということもあるかもしれません。

我が子を育てるパートナーなのです。

しっかりと連携体制をとり、お互い協力し合い、未熟な子どもが成熟できるようにサポートしていく必要があるのです。

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今回はhidakaの課題について触れましたが、その子それぞれ、学習面・友人関係・生活面での課題は違います。

丁寧に、ひとつずつピンポイントで質問していく事によって、その子の本当の課題が見えてきたり、家庭でサポートできる事も見え、学校での本当の様子も伝わってきます。

せっかくの個人懇談です。

我が子を育てる為の、作戦会議です。

いい話し合いができれば、家庭でやるべきこと・お任せする事が見え、一度通り過ぎると二度と戻ってこない、大切な学童期を有意義に過ごせ、それが未来の安心に繋がっていくのです。

 

まとめ

hidakaの個人面談、先日終えました。

学校の先生より、「学習面・生活面問題なく過ごしています。」と、報告いただきました。

ただ、学習面の課題としては、「思っている事を言葉にできない。しようとしていない。恥ずかしさと、否定されるのを怖がっているというところがある。そういう面では、良さを生かせず、非常にもったいなく感じる。」というお話がありました。

「個性もあり、劇的に1年~2年で変わる訳ではないけれど、思っている事を言葉にしていくということに抵抗を感じなくなるように、働き掛けていこうと考えています。」と。

心配していた友人関係の部分では、先生の見解としては、「心配いらない。」というものでした。

「これから様々な人間関係に触れる事により、本人が自分の力で学んでいける。その力はある。」という意味での“大丈夫”という言葉だったと判断しています。

生活面では「落ち着いている。」というお話があり、気を張り、メンタルの弱さが目立たないように、焦らないように事前の準備をしっかりと行い、hidakaは学校で頑張っているようです。

何を質問しようか考えていった個人懇談。

学習面・友人関係・生活面でどのような姿を見せいているのかが、よく伝わってきて、とても“いい時間”にすることができました。

学習面の苦手について、「家庭でできることはないか?」と先生に聞いてみたのですが、集団の中で思った事を発表する力は、家庭ではサポートしようがないとの事でした。

基礎学力を大切にしたり、自己肯定感を高める事でも、直接ではないけれど、先生のサポートができるかもしれないと思い、そのような働きかけを家庭では続けていきたいと考えております。

 

(→スマイルゼミ入会しました!発達障害グレーゾーンの子の“タブレット学習”を考える)

 

今回、個人懇談に行き、担任の先生とゆっくりお話したのは、2度目でしたが、入学前の一文挨拶も効いているのか、hidakaを育てる同志として、連携体制を作れている感じがしました。

もちろん我が子の事を話しに行ったのですが、先生を一人の人間として労う気持ちも忘れてはいけません。

多忙な毎日を、子ども達の未来の為に、信念を持って関わってくださっています。

感謝の気持ちを伝え、丁寧に「今後ともよろしくお願いします。」という気持ちを伝えました。

そこには、我が子をよろしくという意味合いだけでなく、クラス全体をという気持ちが含まっています。

クラス全体がまとまり、いい雰囲気になれば、我が子にもいい影響があるのです。

「いつもクラスをまとめてくださってありがとうございます。今後もクラスをhidakaを宜しくお願い致します。」という意味合いなんです。

その気持ちが、先生の明日を頑張る力になるのではないか?と思っております。

気持ちというのは必ず伝わります。

この先生が志が高いかどうかではないのです。

私たちが“志の高い先生”にしていくのです。

(→小学校に入学しました!発達障害グレーゾーンの子担任の先生に好対応してもらう為に心掛ける事7つ)

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

個人懇談の終わりに立ちあがり、私たちの時代の教育と、現代の教育が結構形が変わっているので、ビックリしますという話しを振ると、先生よりこんな話しがありました。

「学力に関しては、以前よりもずっと厳しいんですよ。宿題に家庭学習と、子ども達の置かれている学習面での期待は大きくなっています。」

「ひだかくん、基礎学力をしっかりと。5年生の算数は難しくなるからサポートしてあげてください。」と、学習面でのアドバイスをしていただきました。

あまり勉強ばかりさせても・・・・と、どこかブレーキがかかるhidakaの学習時間なのですが、学ぶ事が大好きなhidakaには、無理なくできる学習環境を整えてあげられるのも私たちだけなのかと考えたりしております。

 



 

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