4年前

母の携帯の中に

私宛に送って、送信エラーになっていた

一枚の写真を見つけました

 

 

 

(父に頼んで?)撮ってもらった

少しだけ笑顔の母の写真

 

 

 

実家は自営業なので

遠出する機会もなかったせいか

写真を撮ることが少なかったので

生前の母の写真はそう多くはない

 

 

自宅でカメラを向けても

恥ずかしがって、

お化粧していないから、とか

太っちゃったから、とか言って

写真を嫌がっていた母

 

 

 

見つけた時は

最新の母の笑顔の写真が

あったことが嬉しかった

 

 

 

 

でもその後で

ふと思った

 

 

 

 

病院へ行くしばらく前から

不調に気付いていた母

 

いざ病院へ行って入院となった時には

もう家には戻れないと思うと

覚悟を決めていた母

 

 

 

もしかして

遺影として撮っておこうと

そんなことを考えて

撮ったのではないか

そんな気がしてならない

 

 

 

なんとなく

時期なんかを考えると

合っているような気がします

 

 

 

 

重い病を

たった一人で抱えて

たった一人で決断して

逝ってしまった母

 

 

 

 

どうして、どうして、お母さん

今でも写真に問いかけます

 

 

 

どんなに悩んだことだろう

どんなに辛かったことだろう

 

 

 

少しだけでも

お母さんの苦しみ、悲しみ

分かってあげられたらよかった

 

ごめんね、ごめんねお母さん

後悔は尽きません…

 

 

 

 

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母の遺影は

少し若い母の写真を選びました

 

 

母が、今は亡き〝ちいちゃん〟を

腕に抱いて

微笑んでいる写真です

 

 

葬儀屋さんは

ペットが一緒の写真は

使ったことがない…と

言っていたのですが

 

 

母がとても可愛がっていたちいちゃん

ちいちゃんが傍にいてくれたら

母は寂しくないかなと

そんな風に思ったから…

 

 

母のお友達は

〝母と言ったら、このイメージがあるよね、

とっても素敵な写真ね〟

と言ってくれたけど

 

 

ちょっと若すぎるんじゃない?なんて

お母さんは照れくさそうに

言っているかもしれないね

 

 

 

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