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亀渕友香「 ひとりぼっちのトランプ 」1974年

2018年09月11日 | 音楽

亀渕友香「 ひとりぼっちのトランプ 」1974年

 まだ、亀渕友香さんがR&B音楽に傾倒していた頃で
リッキーと960ポンドと云う和製R&Bグループを
解散した後に発売された「Touch Me,Yuka」と云うアルバムです。

亀渕友香さんは北海道札幌市生まれ、その後東京で育ちました。
実兄はニッポン放送の名物DJで後に同社社長・相談役を歴任した亀渕昭信。
叔母はジャズシンガーでした。小学校の時、マヘリア・ジャクソンの
出演映画『真夏の夜のジャズ』を観て、彼女の歌声に衝撃を受け涙を流す。
以来サッチモ、ゴールデン・ゲイト・カルテット、アレサ・フランクリンなど、
ゴスペルミュージシャンをヒーロー&ヒロインとして黒人音楽を聴きながら成長します。

1968年、R&Bグループ「リッキー&960ポンド」のボーカルとしてデビュー。
1980年、米国人と結婚のため渡米。1987年に帰国し離婚後、音楽活動を再開。
ジャズライブ、ミュージカル、映画音楽、テレビ出演などの活動をしながら、
ボイストレーナーとしても多くのミュージシャンを手がける。
1993年、ゴスペルを主とするコーラスグループ「亀渕友香&VOJA(The Voices of Japan)」を結成。
ライヴ、コンサート活動、アーティスト楽曲コーラス、TVバックコーラス、
小中高校での芸術鑑賞会、特別支援学校(養護学校)でのライヴなど、幅広く活動しました。
2008年には「第1回・野口英世アフリカ賞」の授賞式および記念晩餐会で、
今上天皇・皇后美智子夫妻や歴代の内閣総理大臣、アフリカ各国の大統領や国王の前で演奏。
2009年より、ソロライヴ活動を再開。ジャズスタンダードや、アコースティック編成など
様々なジャンルでライヴ活動を行った。
1998年から2006年まで「VOJAコーラスアカデミー」の学長を務めた。

2007年には名称を変え、「VOJA Voice Art College」を開校し学長を務めた。
2004年12月にはJ-POPグループの「DEEN」とのコラボレーション楽曲を完成させ、
ヒットとなる。2007年3月には、1974年3月に発売された
ファースト・ソロ・アルバム「Touch Me, Yuka」が紙ジャケットCDにて限定生産ながら復刻された。
ボイストレーナーとして指導したミュージシャンには杏里、山下久美子、
久保田利伸、大黒摩季、MISIA、SPEED、倖田來未、MAX、小沢健二、
和田アキ子、平松愛理、研ナオコ、平井堅、持田香織、和央ようか、米倉涼子、観月ありさ、田中ロウマらがいる。

2014年頃に肝細胞がんを患い、闘病中に腰椎や胸椎を骨折しつつも活動を続けてきたが、
2017年10月22日、神奈川県川崎市内の病院で亡くなりました。72歳没。



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