京都の朗読家 馬場精子です
以前は…と言ってももう20年以上前のこと
京都市動物園に1ヶ月に一度は行ってました
今も時々、なぜか立ち寄りたくなります
結構、移動の合間でも
立ち寄りやすい位置にあります
先日も、ふと立ち寄りました
1時間くらいでも楽しく過ごせます
ちょうどペンギンが
お昼ご飯の時間帯で
楽しい姿を見ることができました
一生懸命見てたので
写真はありません
象が特に毎回楽しみですね
この日も一頭が横になっているのですが
この怠惰な笑 姿にほっこりします
鼻を器用に動かして
もぐもぐ口を動かしています
口の中を見ながら思いましたが…
なんだかちくちくしてそうな干し草を
よくこのお口で食べられるものだと…
お互い、仲良く
周りは小さなお子さんの歓声で賑やか
お母さんへの可愛らしい質問の声も
その声にも癒されますね
ちょうどお食事時間
なかなか豪快
写真はありません
ナイルは24歳です
もうおじいさんのライオンで
国内での飼育期間が最長だそうです
かなり痩せていて
お肉がもう食べられないとのこと…
見ている子どもたちは事情が分からず
大声でナイルに「立って!起きて!」
と、叫びます
動物園からのお願いにも
事情が書いてあり、静かに見守ってと…
お母さんが横にいらっしゃるのに
私が子どもたちにお話するわけにもいかず…
悲しい気持ちになりました
その時
ナイルがふらふらとしながらも立ち上がり…
大きく吠えました
子どもたちの歓声…
そのあと
ナイルは何度も何度も吠えました…
そしてぐらぐらしながら
そっとすわりました
私は込み上げてくるものを抑えながら
動物園をあとにしました
ナイルに、また会いに行きたいと思います