2018年6月26日(火)
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15:30 出発。
川に沿って歩き出します。
馬旅が初めてのハナシロ君。
「ハナシロ、大きな川を見るの、初めてだから気をつけてね」
えそんな
って思ったけど、この予備知識があるとないとでは心構えが違うので、有難かったです。本当は、この子は新馬だから、と自分でもっと馬の立場に立って考えてあげられないといけないんですよね。普段の日本での乗馬でもそれは同じですよね。まだまだ考えが及ばない自分が恥ずかしいです。
川の流れを読みながら進むアギー。真剣な眼差しが格好良いです
「此処だ」
目星をつけて川に突入です千夏ちゃんが続きます。
「皆んなは まだそこにいて私たちが川を渡りきるまで待機」
千夏ちゃんのこの言葉が、多くの命を救いました。いや、マジで
アギーと千夏ちゃんが川に進んでいきます。想像よりかなり水深があります。馬の脚が水に隠れ、お腹が隠れ、人の腰も見えなくなります。まだ川幅の真ん中にやっと到達したか否か、位だったと思います。
「え、結構ヤバくない」
震える待機組
私、キュロット一本しか持っていない。。別件で震えるkiri
その時、突然
ガクンッ
アギーの馬が脚を取られ、アギーの馬の頭とアギーの頭しか見えなくなりました深みにハマったようです。
千夏ちゃんとチビクリちゃんが速攻で踵を返し、Uターンしてきます。スムーズに方向転換していたので、後で聞くと、この時すでに馬の足が水底に着いておらず、チビクリちゃんは、馬カキをして泳いでいたそうです。
続いてアギーも方向転換しますが。。。脚を取られて馬がパニックになっています。いつもだったらそんなパニック位アギーにとっては何でもないのに、水の流れが強いところにハマってしまい、あっという間に流され始めます
待機組の馬達もバタつきます。特に馬旅が初めてのハンスとハナシロの動揺が凄かったです。調教してくれた、信頼している馬飼いが、目の前で命の危機なんですもの心の拠り所になっているんだな、とバタつくハナシロの背中で、改めて感じていました。
こちらを向いたまま、流されていくアギーそのアギーのバタつき方を見て、皆で気がつきます
「アギー、泳げないんだ」
やばいやばいやばい
アギー泳げないんだ馬の首にしがみ付くアギーアギー、その手を離さないで
千夏ちゃんとチビクリちゃんが着岸。良かった少し馬も落ち着いたので。。。。写真を撮り始める鬼畜なkiri
あ。。。アギーの頭が見えなくなった。。。馬の頭しか見えませんアギー、嫌だよそういうのナシだよでも写真は撮る。。。
異変を感じたガナー君とバータルさんも動きますさ、ここからはそんな鬼畜な私たちの連続写真でご覧ください。
まずはガナー君カメラ
最悪、命綱としてのロープも用意していたそうです。
アギーと馬が着岸。無事でホッとするバータルさん。
やっとアギーの頭も見えてきました。馬の首に捕まっていたようです。
千夏ちゃん、肩まで濡れていますね
アギーと馬が着岸。無事でホッとするバータルさん。
こちらはkiriカメラ
千夏ちゃんとチビクリ君が無事陸に上がります。ここで待機組の馬達が少し平静を取り戻しますが、川を見てください。馬の頭しか見えていません。アギーやっとアギーの頭も見えてきました。馬の首に捕まっていたようです。
千夏ちゃん、肩まで濡れていますね
無事で良かった
聞くと、アギーが着ていたデールは分厚いフェルト製だったので、水を含んでガクッと重くなったそうです。
それにしても。。。日本の義務教育って凄いですよね。プール教育がちゃんとあって、泳げない子ってあんまりいませんよね。最近は着衣のままのプール指導もあって、万が1の水難事故に遭った時の対処法も教わると聞きます。私もそれ受けたい〜。
何やかや、ありましたが、アギーのプライドがズタズタになった以外は、全員無事で良かったです。
進路の変更とアギーの服の乾き待ちタイムです。
と言いたげなゲゼー
ただのカメラ好きという噂も
スタッフ作戦会議が終わり、改めて再出発です。安全策を取り、大まわりですが下流に行き、橋を渡ります。約30キロ程度のロスになります。馬にその分長く乗っていられるなら、むしろ大歓迎ですよね
さあ、波乱の馬旅第1日目が終わろうとしていますアギー、無事で良かった