6丁目のつぶやき

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ニジマスの燻煙騒動

2018-08-08 | 食品
鮎やイワナの塩焼きは
最高に美味しいが
いずれも新鮮さが命だ

昔、日高山脈縦走を試み
地元の農家からミミズをもらい
登山途中の沢登りで川魚を釣って
ディナーのメインティッシュに
オショロコマの天ぷら食べ放題を
目論んだ

渓流靴を履いてザックには
食用油が入り
とらぬ狸の皮算用

渓流をさかのぼれば
悠々と回遊する
オショロコマを発見
ポイントだと決断
入れ食い約30分
バケツ一杯分釣り上げ
2000mのテント場まで
重い思いして担ぎ上げた

皆んなでワイワイ言いながら
天ぷらにして食べたものだが
あまりの多さと淡白な味に
いつしか飽きて
辟易したものだった

それから時が経ち
ある日友人が釣ったニジマスを
食べるかと聞いてきた

一瞬戸惑った

バケツ一杯食べた記憶が蘇がえり
川魚の生臭さも手伝って
敬遠気味だったのだ
だが
折角の好意だと
清くもらった

もらってはみたけれど
さてと・・・

うまく食べるには手間はかかるが
燻煙以外にないと
芳醇で妖美なる味をだすべく
思考錯誤
数々のスパイスを加えた
ソミユーズ液を作り
一晩漬け込んで


水道水出しっぱなし塩抜き1時間
ハラワタを割り箸で挟み
扇風機で風乾一晩


皮がパリパリ状態になったのを見届け
一斗缶を二段重ねにして作った
愛用のスモーカーに吊るし
燻煙材はチェンソーで切った
くるみ、桜、ブナを使い
温度管理しながら
日陰で冷燻煙チョロチョロ約4時間





その工程には手間暇かけ
おいしさ追求があってこそで
楽しいのだが・・・

アァ疲れた

早速食べて見たが
魚体小さく身少なく
皮は硬くて食べられず
手間暇かけた割にはイマイチ


白身はスパイスが効いて淡白で
美味しかったがあまりに少なく
がっかり
皮を揚げて煎餅にして見たが
これもイマイチ


川魚の燻煙はサーモンの様に
大きくなくてはいけないです
はい‼️






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2 コメント

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信州でも (屋根裏人のワイコマです)
2018-08-08 09:54:45
こちらでも数年に一度、山程の魚をいただくことが
あります、大概はニジマスとか鮎とかヤマメ
鮎や山女は食べきってしまいますが・・
ニジマスやアカハラなどはワタ抜きして
軽く塩をまぶして冷凍します、後は時折
解凍して甘露煮にします。圧力鍋で・・
骨まで食べられるようにすると子供も
食べられます。
燻製は・・こちらでは出来ませんので・・
発想がありませんでした。
山国文化 (akenko)
2018-08-08 10:12:08
ワイコマサマ
いつもコメントありがとうございます
そうですか、甘露煮の手がありましたね
群馬でもますの甘露煮が名物で昔よく食べた事を思い出しました
信州と群馬、お互い山国で文化が似て居ますね。北海道では小さいのをいずしとして漬けるみたいです。甘露煮の発想ありませんでした。新たな発見です。

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