んにちは、オオイです。


今回のテーマは、


《真実はひとつ?》


です。


それでは、参りましょう。





 私は今、少し体の力が抜けています。


肩の荷が少し下りて軽くなっています。


というのは、
仕事上でのいくつかの問題点のうち、
2つが一気に解決したから・・・。


わずか2つとはいえ、
確実に進展したことがうれしいです。


なぜなら、
私たちの仕事の負担も確実に減る
ことになるからです。





 それらの問題点の発生時期は、
今から数か月前に遡ります。


もともと、その問題点は複数ではなく、
たったひとつでした。


仮にそれを【A】と呼ぶことにします。


あるとき【A】が発生し、関係部署から呼ばれ、
確認と可能であれば解決してほしいと依頼されました。


現場で起きたことは、
現場の人たちで解決すればいいはずです。


しかし、現場で起きた問題点を解決することは、
現場の人たちの仕事ではありません。


彼らには、他に本来のやるべき仕事があるのです。


こうした問題点が起こらないよう管理するのが、
私たちの仕事なのです。


とはいえ、今回の【A】という問題は
正式には管理管轄外です。


ですから、
関わる義務がないといえばいえなくもありません。


断ることもできるわけです。





 しかし、そこは「良くも悪くも日本人」です。


現代っ子ならば、これまた
良くも悪くも比較的白黒はっきりしている
のかもしれません。


しかし私たちは、「良くも悪くも日本人」を
まだまだ強く残している世代です。


また、関係部署の前任担当者から
「管理管轄外だが一次対応してもらえないか」
との打診を受け入れたこともあり、
一次対応に応じないわけにもいかなかったのです。





 直ちに呼ばれた現場に向かいました。


まず、最初に現場から話を受けた関係部署の担当者から
状況の説明を受けました。


その情報をもとに、
原因の究明に向けて早速動くことにしました。


というのも、【A】という問題点は
時間とともになくなる可能性があるからです。


【A】という問題点の特徴から、
原因はすぐに究明できるだろうと高を括っていました。


建物や設備が正常であれば、
場所数は多いが原因はかなり絞れるからです。





 すぐに【A】の原因となりうる現場の調査
(以後「現調」という)を行いました。


【A】という問題点がなくならないうちにと、
ざっと全箇所を現調しました。


しかし、予想に反し、
原因を突き止めることができませんでした。


さらに(私たちにとっては不幸なことに)
予想通り、時間の経過とともに【A】は
解消してしまったのです。


現場としては、
問題が解消したのですからよいでしょう。


しかし、私たちにとっては、
それは非常に困ったことなのです。


なぜなら、
【A】は解決しない限り再発するはずだからです。


そうなると、【A】という問題点が発生する度に
呼び出されることは目に見えています。


(それでは本来の仕事ができなくなってしまいます)


事実、その後も何度か【A】は再発し、
その度に呼び出されることになったのですが・・・。





 問題が再発しないからといって、
よいわけではありません。


対策せずに、
自然に問題が解決することはあり得ないからです。


ですから、何としても【A】の原因を究明し、
対策の糸口を見つけなければなりません。


原因を究明・推測するためには、
もっと多くの詳細なデータ・情報が必要です。


そこでまず、現場で情報収集を行いました。


問題点【A】の


・発生開始時期


・発生の時間帯


・発生場所


などなど。


それらの情報のほとんどに、
規則性や傾向がみられません。


しかし、唯一「発生場所」に、
問題点【A】の発生に結びつく可能性がある情報
を得ることができました。


今回は、その情報の事実確認ができていません。


また、原因の可能性さえも
絞り込むことができていないのです。


そのために、問題点【A】が発生したとき、
現場から早急に連絡をもらうことにしました。


(いつどこで再発するか分からない問題のために、
現場に張り付いているわけにもいきませんから・・・)





 問題点【A】再発の連絡を待ちながらも、
日々の業務の合間をぬっては
問題点【A】について調べました。


情報と資料から仮説を立て、
それに基づいて現場を確認し、
実際にテストする
ということを繰り返しました。


それによって、自分の無知を認識したり、
資料と現場の食い違いを発見したり、
また別の疑問や問題点を発見することができました。


仕事が増えてしまい大変なのですが、
不思議とつらくありません。


むしろ楽しささえ感じます。


『コナン』ではありませんが、「真実はひとつ」で、
原因を究明し対処すれば、問題点は必ず解決する。


それが、
この仕事の楽しさのひとつだと思っています。





 これって、
マラソン・ランニングの世界にもいえる
ことかもしれません。


「42.195kmなんて距離を走って何が楽しんだろう?」
って、傍目には思うかもしれません。


事実私もそのうちのひとりでした。


しかし、
その距離が走れたときの何とも言えない気持ち
といったら・・・。


フルマラソンを完走するまでには、
幾多の困難を克服してきたに違いありません。


そのために自分の課題について調べ、改善し、
対策した結果の現れだと思います。


そうした点は、私の仕事に似ているところがあって、
私がマラソンを好きになった要因かもしれません。


ただ違うのは、マラソンの場合は
「真実(正解)はひとつ」とは限らない点かも・・・。


そういう意味では、
終着点がなくて大変かもしれませんが、
これからもマラソンを楽しんでいきたいと思います。





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