毎日、ブログやYoutubeなどいろいろなところでニュースを読んだり聞いたりしますが、視聴者が自由に書き込めるところでは、いろいろな人の意見も読めて、面白いと思います。

 

そこで、よく見るのが、「そもそも、アメリカが今の日本をこうしたんでしょ」みたいな、論理が多くみられるところです。

 

このような意見を見つけるたびに、日本人の考え方と、アメリカ人の考え方の違いを感じてしまいます。

 

やはり、日本人は上から言いつけられたことや、みんなで決めたことは、何年も守り続ける能力がある、ということです。

 

恐らく、多くの日本人は、それを美徳としていることでしょう。下手をすると、アメリカ人に向かって「我々は、アメリカ様に与えられた日本国憲法を70年以上も変えずに守ってまいりました!」という人もいるかもしれません。

 

その日本人としては、アメリカさんに頭をなでなでしてもらうつもりでしょうが、アメリカ側からは、「え?そんなに長い間守ってきたの?必要があれば、変えてもよかったのに」と思われることでしょう。

 

アメリカ人の考え方は「今、何をすべきか、正解はわからなくても、今、施すべき最適解は何か」から行動を起こします。

 

合っていることもあれば、間違っていることもあるだろう、と考えるのがアメリカ流です。ですから、何年か後に吟味したり、修正したりすることが当たり前なのです。

 

一方で、日本人は、上から言われることや、全会一致したことに対して、覚悟を決めて行動するというしきたりがあります。

 

確かに、こういうやり方が不可能を可能にしてきた事例などもあるので、全部ダメとは言えないのですが、うまくいかなかったら全員玉砕されたり、またコストがかかります。

 

また、一度決めたことだから、ということでなかなか変えられない、という副産物まで作ってしまいます。

 

アメリカのやり方にすべて従えばいいというのではなく、「己を知る」ことによって、いろいろと俯瞰して、自主的に最適な決断が導ければ良いかもしれませんね。

 

 

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