真の家庭と家庭盟誓 ⑬ - 3 家庭盟誓第一節の解説 3.本然の創造理想

2018年12月10日 06時15分23秒 | 真の家庭と家庭盟誓

 真の家庭と家庭盟誓 ⑬ - 3

 第二章 家庭盟誓の各節の解説

 一 家庭盟誓第一節の解説

 私たちの家庭は真の愛を中心として、本郷の地を求め、
 本然の創造理想である地上天国と天上天国を、
 創建することをお誓い致します。


 3. 本然の創造理想

 神様のみ旨とは何でしょうか。真の愛です。創造理想を完成しようというのです。神様の創造理想を完成しようとは、どういうことでしょうか。四位基台を完成しようということです。アダムとエバが結婚することによって神様と人類が一つになっていれば、万物がすべてその愛の上で一体となるので、神様を占領し、創造された被造物を占領することができる 第二の主人になるのです。

 神様は目に見えない主人となり、私たちは 目に見える主人となるのです。神様は内的な神様であり、私たちは 外的な神様になろうというのです。みな神様になりたいという欲望をもっています。

 神様の創造理想である四位基台の完成は、愛によってアダムとエバが神様と一つになることです。上下、前後、左右に神様が入ってくるのです。そのようにして、何をしようというのでしょうか。第一は、人間の愛と神様の愛を完成することです。神人愛の完成です。一体です。愛して一つになれば、所有権が決定します。永遠の愛には、愛の所有権が決定されるのです。夫の前の女性に対して、夫が永遠の所有権をもつのであり、女性の前の男性に対して、女性が永遠の愛の所有権をもつようになるということを知らなければなりません。

 神様は縦的な父であり、縦的な主体であって、人間は横的な主体です。縦横が一つになってこそ構成体を完成させるのです。立体的な構成体というものは、縦横が一つになり、前後が一つになっていなければなりません。それで、縦的な存在とは何かというと、父子の関係です。横的な関係、東西の関係は夫婦の関係であり、兄弟の関係は前後の関係です。このように、一つの家庭に 愛の理想の一つの球形を形成しようとすることが神様の創造理想です。

 それでは、神様はどこにいらっしゃいますか。中央にいらっしゃいます。父として代表し、夫として代表し、母として代表し、妻として代表し、息子として代表し、お兄さんとして代表し、弟として代表できる、中心存在としていらっしゃることを願われたのが神様の創造理想です。

 それはどういう意味かというと、神様は、男性と女性と永遠に共に暮らしたいということです。彼らが父母になれば、父母の位置で永遠に共に暮らしたいと思うのであり、彼らが夫婦になれば、夫婦として永遠に暮らしたいと思うのであり、神様は父母であられるので、父母として永遠に人間と共に暮らしたいと思ったその基台が家庭だったのです!

 本来、神様の創造理想というものは、真の父母を標準としてつくられたのです。創造のすべての始まりは……。真の父母を標準として、すべての被造物を創造されたのです。真の父母が完成する時間、すなわちアダムとエバが完成した段階に入っていき、真の父母が聖婚式を行うその時間は、神様の聖婚式と同じです。一箇所において成されるのです。神様は真の愛の主人であり、真の愛の根となられるお方なので、その真の愛を中心として、これと人間が一つになり、真の愛の根をこの平面世界、人間世界、地上世界に拡張することを願ったのが創造理想でした。

 しかし、堕落によって、血統的にはサタンの血肉を受けました。このサタンの血と、サタンの血統と、地獄をすべて取り除いたとしても、天国に入っていくことは難しいのです。これをすべて取り除いたとしても、私たち人間は、神様の創造理想を中心として、神様と真の父母が真の愛を中心としてもつことができるその血統的因縁の世界とは、元から関係がないからです。

 良心は最高の理想を願い、体も最高の欲望をもつのです。それゆえに、皆さんが考えても、男性でも女性でも、何を願うかというと、この世界の王になり、女王になることを願うのです。それが神様の本来の創造理想です。横的に無限大の中心存在となり、縦的には神様と同じ存在になるのです。神様以上の最高の存在がいますか。それでは、女性と男性は何かというと、神様の聖殿です。目に見えない神様の内的な実体なのです。

 神様が願われた創造理想は、最初は一粒の種を植えることです。これが公式です。一粒の種を植えるのです。そのように植えられた一粒の種が、絶対的な男性の代表です。二つではありません。女性も同じです。そのような女性がクイーンであり、そのような男性がキングです。そのようなキングとクイーンが、愛で一つになることが理想です。そのように連結するところに神様が臨在されるのです。堕落世界には、そのような内容の理想的な公式基盤がありません。

 愛は一体を成すのです。父子一体、夫婦一体、兄弟一体という言葉は、愛を離れてはありません。男性と女性の体は、神様の実体です。これが一つになる時は、縦的な基準を求めて上がっていくのです。この一点に集まるのです。縦的基準がまず連結されるのです。

 縦は引力に引かれて下りてきます。横よりも早く下りてきます。自然に来て縦的基準がぴったり中心となり、これらが一つになって回るようになれば、この全体が一を中心として球形を成すのです。これが核となり、アダムとエバが夫婦になって一つの愛の球形体を完成するのです。その位置が息子、娘の完成した愛の実体です。その位置が天国家庭の愛の理想の完成体です。その位置が男性と女性が理想とした神様の創造理想であり、根源的な核心点を爆破、結実させたそれ自体なのです。

 平和の世界において根源となるものとは何でしょうか。神様が中心になるのです。神様を中心として、神様のみ旨と神様の創造理想を中心として、その方向を一致させ、目的の一致を成し遂げるところにおいて、平和の世界が可能だったのです。

 神様のみ旨とは何でしょうか。これは重要な問いです。
統一教会では、神様のみ旨は何であるといいますか。
第一は、創造理想を完成することです。
簡単です。

 それでは、創造理想の完成とは何でしょうか。
四位基台の完成です。四位基台の完成とは何でしょうか。
理想的家庭です。簡単なことです。
その理想家庭になっているかということが問題です。

 神様の創造理想から見るとき、真の男性と真の女性を描き、真の愛と真の生命と真の血統を連結させて、それが安着した位置から家庭が出発するならば、神様の愛と神様の生命と神様の血統が縦的に降りてきて天と地が一つになり、地で定着し、横的に拡大していかなければなりません。相対的な愛を中心として家庭ができれば、個人と家庭を中心として、氏族になり、民族になり、四方性を備えるようになるのです。

 未来において、私たちが天上天国の中心になり、地上天国の中心となるのです。天上天国は縦的基準であり、地上天国は横的基準ですが、これが一つになって地上天国と天上天国が統一されるのです。これは、神様の真の愛を中心として、統一的大家族の編成を模倣したものです。これが神様の創造理想です。

 真の愛を中心として、神様が人間を 無限の価値を持つ者として完成させることによって、神様も真の愛の完成を成し、永遠の理想愛が宿る創造理想世界が完成するのです。

 神様の愛の理想は一人では完成することができません。これは、必ず家庭を通して、夫婦の結婚を通して成されるのですが、今までこの内容が分からなかったので解決することができませんでした。

 堕落して偽りの父母となることによって、いまだに偽りの後孫は天国に入ることができないのです。神様が創造理想によって立てられた天国に入っていくことができません。この中間段階にとどまっているのです。イエス様も同様です。イエス様がなぜ楽園に行かれたのかというと、結婚することができなかったからです。

 それゆえに、霊界にいるすべての先祖たちも、すべてばらばらになっているのです。どこに行くのかというと、どれほど愛し合っている夫婦が霊界に行ったとしても、神様の国、天国に入っていくことはできません。中間天国のようなところに入っていき、自らの心霊状態に該当する場所に行くのです。ですから、家族が十人いれば、みなばらばらになっているのです。

 世界と同化することができる核、モデルケースを家庭で完成させようとするのが神様の創造理想です。それは夫婦を通じて成されます。それゆえに、もし夫婦がまっすぐ行かずに曲がるようになれば、四大心情がめちゃくちゃになります。

 家庭で完成した心情圏は、天国に入っていくようになっているのであり、そのようにできなければ、天国ではなく地獄に行くようになるのです。初愛の貴さを知らなければなりません。これを知ることによって、統一教会の家庭が どれほど 素晴らしい家庭かということを知らなければなりません。

 神様のみ旨は、創造理想の完成です。創造理想の完成は、真の愛の理想の完成です。これが堕落したので、再び戻ってくるためにはどのようにしなければならないのでしょうか。

 長子権復帰、父母権復帰、王権復帰、皇族圏復帰を成し、そのように生きて、天国に入っていくことができる本然の基準を完成しなければなりません。これが統一教会の摂理史の主流です。創造摂理が主流ですが、堕落したので復帰摂理がすべて主流になったのです。

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