本当に失礼ながら、家主さんの家の坊ちゃんというよりは長屋の子供といった感じの天真爛漫そうな男の子が、親子三人(多分)で自転車でどこかに向かっていました。

 

子供が先頭で走っていたのですが、どうも進む方向が違ったようです。

 

その時、どう見ても日本人にしか見えないお母さん(多分)が、

 

This way! This way!”と声をかけたのです。

 

子供は「はいはい」と普通に答えました。

 

本当にびっくり。

 

お父さん(多分)も、日本人にしか見えない。

 

でも、実際のところはわかりません。二世、三世かもしれないし、帰国子女かもしれない。

でも、びっくり。

 

そういう時代なのでしょうかねえ。

 

「そういう時代いってどういう時代だよ」ですよね。

 

その時入蔵が一番可能性が高いと考えたのは、お母さんが非常な努力をして、ネイティブ並みの英語力を身につけていて、子供にもそういう力を身につけさせてやろうと思っているという状況です。

 

小学校でも授業で英語を勉強する時代です。

 

ネイティブ並みの英語力が日本人にも必要になる時代なのかもしれないと思ったのです。

 

でも、入蔵は日々気に入らない日本語を話す若者と接しているといった印象をうける生活を日々送っているのですけれどね。

 

自分の日本語だってたいしたことないのに偏見でしたごめんなさい。

 

今の子は大変ですね。日本語も、英語も身に付けなければならないのですから。

 

ただ、リンガ・フランカとしての英語の優位性(語源学、言語学的に不適切でしたらごめんなさい)がどれほどのものかについては種々のご意見があると思います。

 

今年5回目の干支を迎えている入蔵にすれば、英語はとりあえず仕事や日常生活に支障のない程度にできれば良いので、大体今ぐらいで大丈夫です。

 

実際的な必要度で言えば入蔵の環境では、これからは中国語を勉強した方が良いかなという感じです。皆さんも皆さんの生活環境によって勉強が必要な言語は違うでしょう。

 

どの言語が将来自分にとって大事になるかはなかなか予想がつきません。そこはなかなか難しいです。

 

ともあれ、入蔵は時代に遅れていく自分を意識せざるを得ませんでした。

 

さて、昨年の元日に中学、高校時代の友人が亡くなったという記事を書きました。

 

なんと、今年の元日にも高校時代の同級生が亡くなり、入蔵は昨日通夜に行ってきたのです。

 

いつ途切れるともしれない焼香の列に社会人としての活躍度が忍ばれました。

 

本人の心の内はわかりませんが、去年の友人、今年の友人ともに学者として、会社員として十分な実績を上げ本懐を遂げているように思えます。

 

入蔵とえらい違いです。

 

いろいろと手遅れにせよ入蔵は一瞬一生と考えて生きて行かざるをえないです。

 

そういった年齢になってしまったのです。

 

冒頭の英語の坊ちゃんも、そのお母さんお父さんも、ブログ読者の皆さんも入蔵のように後悔ばかりの人生を送らないように、今日からお暮らしくださるようお祈りいたしております。

 

では、また(^^)/