島を訪れるのは何十年ぶりでしたし、安息を求めて瀬戸内の島々へは時に足を運びます。しかし、瀬戸芸の会期中に島を訪れるのは4回目にして初めてでした。
この日は知人から島にある施設でお茶会を催すとのことで雨が降りそうな曇り空の中を早朝からでした。その途中、海岸にある砂浜に妙な物が飾られているのを見つけました。おそらく瀬戸芸関連の作品でしょう。
調べてみると、これは“そらうみ”といって、漁網で作られたものだという。カラフルでその向こうに見える瀬戸の海は雲を晴らしてパッと明るくなったように見えました、一瞬。
この沙弥島は万葉集ゆかりの島として知られます。そして新しい元号の令和は万葉集からの引用であります。
すぐに飽きてしまうのが古くから謂われる香川県民の習性、県民性です。この瀬戸芸の会期中やそらうみという作品で終わることなく、普段でも島のにぎわいが絶えぬよう。
そらうみに 盛りを誓う 万葉の島
【文、写真|Takahiro Kasai】
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9:06 2019/05/10