早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。ご質問、ご要望、ご連絡は記事へのコメント(非公開設定です)にお願いします。

Off campusに住む

4年生の秋学期が始まりました!3年生はフレッシュでも無く、最後でも無く、中途半端な立ち位置で気持ちも揺らぎ気味でしたが、今年は最終学年ということ自体が少し自信に繋がっている気がします。これまでの3年間は大学の寮に住んでいましたが、今年は初めて寮ではない一般の住宅に住むことになりました。(このように大学外に住むことをoff campusと言います。)今回はoff campusに住むとはどういうことなのかについて書いてみたいと思います。
↓普通の住宅街にあります。一番右の水色の家です。一番近いYaleの施設まで徒歩2分くらいです。
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この家は3階建で、そこに過去のスイートメートたちと合計5人で住んでいます。1人部屋が5個、バスルーム2個、キッチン、コモンルームという構成です。それでは早速、off campusの利点と欠点を見て行きましょう!(まだ住んで1週間なのでフレッシュで不完全な感想です。)

・利点1: 料理ができる
寮の部屋にはキッチンがついていませんが、off campusの家にはキッチンがフル装備されており、毎日自分の食べたいものを作って食べられます!醤油などの日本の調味料はスーパーやアマゾンで買えるので、毎日のように日本食を作ることができます。スーパーも小さいところであれば歩ける距離にあります。自分に合ったものを食べられるというのはやはり大きな意味を持ちます。
↓家のキッチン。
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・利点2: 安上がり
Yaleの寮に住むと、一年間で住居費が$9,400、食費が$7,200かかります。一方、僕が今住んでいる家は家賃が1人1ヶ月$700なので、10ヶ月分で$7,000となり、食費も1ヶ月$600と見積もってもYaleにいる間では$5,000程度です。従って、寮に住むのに比べるとコストを抑えることができるのです。

・欠点1: 自分でしなければならないことが多い
寮では机、椅子などは元々部屋に付属しており、食事も食堂に行けば用意されており、トイレなどの清掃も従業員がしてくれますが、家を借りて住む場合には何もない部屋にまず必要な家具等を購入して組み立てるところから始まり、食事を毎回作り、掃除やゴミ出しも自分たちでする必要があります。今のところはまだ授業が忙しく無く大丈夫ですが、今後忙しくなった際同じ余裕を持ってできるかはわかりません。

・欠点2: ハウスメートと暮らしていく大変さ
特にアメリカなので、当然使った食器を洗わない人やゴミ出しをしない人、人の食材を勝手に食べる人などが出てきます。うまくやっていく必要があります。

・欠点3: 物理的にも精神的にもキャンパスから遠い
キャンパスの中心部にあった寮に住んでいた頃と比べると、教室まで遠いです。これは自転車ヤローラーボードなどを使うことで解消できますが、大学の中に住んでいない分、精神的にも大学のコミュニティと遠くなります。ずっと大学の中にいて息詰まっていることもあったのかなと振り返ると思うので、この距離感は良い部分もありますが、元の寮の友達と会う機会が減って寂しい思いもあります。

ということで、現時点でのoff campusに対する所感を書いてみました。今はshopping periodで色々な授業を試している段階です。また履修する科目が確定したら紹介したいと思います!